ローストチキンに銀紙が巻かれている理由

ローストチキンの英語表記は「Roast chicken」です。

ローストチキンは、鶏を丸ごと焼いた料理です。

日本では代表的なクリスマス料理のひとつです。

日本では鶏のローストですが、北米では七面鳥のローストが好まれます。

ヨーロッパでは、ガチョウのローストも好まれています。

お祝いの日やクリスマスなど、ローストチキンがあるとチョット豪華に楽しめますね。

しかし、よく見るとローストチキンには銀紙やリボンが付いています。

ローストチキンに付いている銀紙やリボンにはどのような理由があるのでしょうか。

 

次に、ローストチキンのこと・ローストチキンの銀紙の理由・ローストチキンの食べ方、などの紹介をします。

 

ローストチキン

 

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ローストチキンは鶏を使った肉料理です。

ローストチキンには、オーブンやグリルで焼いたもの・串に刺して焙り焼きにしたもの・専用のロースター(焼き機)で焼いたもの、など調理法はいろいろあります。

ダッチオーブン(野外料理用の厚手の鉄鍋)を使って、鶏を蒸し焼きにしたローストチキンもあります。

丸焼きの調理法なので、肉の旨味が逃げにくく皮の焼けた香味も加わります。

鶏をオーブンで焼く時には、中抜きしてから食塩・コショウ・ニンニク・ローズマリーなどを擦り込んで下味をつけます。

内部に野菜類や小さく切ったパンなどで作ったファルスを詰めます。

ファルスを詰めたら、脚をタコ糸などで縫って形を整えて、あらかじめ表面に油を塗っておきます。

オーブンの天板に鶏肉と一緒にタマネギ・ニンジンなどの野菜類をのせたら、水分と香味を補いながら均一な焼き色がつくように焼き上げます。

焼いている途中に、鶏の表面や胸肉が乾燥しないように天板にたまった肉汁と脂をかけます。

次に、ローストチキンの銀紙の理由・ローストチキンの食べ方、などの紹介をします。

 

ローストチキンの銀紙

 

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ローストチキンでは骨の部分に銀紙が巻いてあります。

骨付き肉を持った時に、手を汚さないために銀紙が巻いてあるのではありません。

ローストチキンに銀紙が巻かれている理由は、骨の断面が見えてしまうと見た目が良くないからです。

骨の断面を隠すために銀紙が巻かれたのが始まりとされています。

切断されている鶏の足先を、人によってはグロテスクなものと受け止めてしまうこともあります。

美味しい食事の食欲が失せないように考えられています。

骨に銀紙が巻いてあるので、手を汚さないので助かると銀紙を手で掴んで食べてしまいがちですが、それはチョット恥ずかしいマナー違反になります。

欧米のテーブルで銀紙を握りながらそのままかぶりつかないように気を付けてください。

 

ローストチキンの食べ方

 

ローストチキンに巻かれている銀紙の理由は、骨の断面を隠すためです。

リボンが付いている理由も、少しでも残酷な部分を隠して美味しく食べてもらいたいという料理人の心遣いです。

銀紙が巻いていても、巻かれていなくても、お皿のローストチキンはそのままでナイフとフォークで頂くのが正しいマナーです。

銀紙で巻かれたローストチキンと銀紙+リボンで巻かれたローストチキンでは、

銀紙+リボンで巻かれ方がワンランク上の気持ちになりますね。