噛んで動かない、外れたファスナーの直し方。両方外れた場合は?
お気に入りのズボン・スカート・かばんのファスナーが動かなくなって困っていませんか。
壊れたファスナーや外れたファスナーの直し方を知っているとイザというときに役立ちます。
チャックが外れた時はどうしていますか?
片方が外れた!両方外れてしまった!など、チャックが壊れた時の対処方法を知っていれば役立ちます。
次に、チャックのこと・ファスナーが外れた時の直し方・チャックのエレメントが外れた(両方開いた)・ズボンやスカートのチャックの直し方などの紹介をします。
チャックのこと
ファスナー・チャック・ジッパーは違うものでしょうか?
ファスナー・チャック・ジッパーは同じものです。
語源の違いだけで構造に違いはありません。
ファスナー・チャック・ジッパーの正式名称は「スライドファスナー」になります。
ファスナーの英語表記は「Fasutener」になります。
ファスナー(Fasutener)は、「ネジ」などの締め付けるものを指します。
ジッパーはビー・エフ・グッドリッチ社が名付けた商品名(登録商標)になります。
1921年当時は登録商標でしたが、現在のジッパーは一般名称になっています。
チャック(スライドファスナー)は、エレメントとスライダーが組み合わさっています。
エレメントは歯がかみ合って閉まる部分になります。
エレメントが欠けるとチャックそのものを取り替える必要があります。
スライダーは、チャックの開閉時に持って引っ張る部分です。
スライダーにはいろいろなタイプがあります。
オートロックスライダー・セミオートスライダー・リバーシブルスライダーなどです。
オートロックスライダーは、引手を離すと同時にロックがかかります。
セミオートスライダーは、引手を倒せばロックがかかり、起こせばロックが外れます。
リバーシブルスライダーは、引手がレールに沿って動かせることで表裏どちらからでも開閉できます。
次に、ファスナーが外れた時の直し方・チャックのエレメントが外れた(両方開いた)・ズボンやスカートのチャックの直し方などの紹介をします。
ファスナーが外れた時の直し方
ファスナーが外れた時の直し方で、チャックの下が外れた(スライダーの両方が開いた)ときにはラジオペンチを使うと直せます。
ラジオペンチは100円でも売られているので、手元に1本持っていれば便利です。
スライダーの両方のエレメントが開いてしまうのは、スライダーの左右下部分が開き気味なっているのが原因です。
ラジオペンチで左右下の部分を挟んで締めれば動かせるようになります。
上にぐっとスライダーを動かしてエレメントを閉めたら下にスライダーを動かして外れている部分を閉めてください。
次に、ズボンやスカートのチャックの直し方などの紹介をします。
ズボン・スカートのチャックの直し方
ファスナーが外れた時の直し方は服別でチョット違います。
チャックのスライダーの両方のエレメントが外れたらラジオペンチを使って直します。
両方が外れても直せるので大丈夫です。
次に、服別のチャックの直し方を紹介します。
ズボンやスカートのチャックは外れるよりも布地を噛んでしまって開閉できなるケースが多いですね。
布が噛んでしまった時に無理に引っ張ると生地を破くことがあります。
生地を噛んだら、噛んでしまった布をチャックに対して水平にピンと引っ張りながらスライダーを一気に引きます。
硬い生地をチャックが噛んでしまった場合は、先の細いマイナスドライバーや三角定規の角などを使います。
マイナスドライバーや三角定規を、スライダーと生地の間に挟んで押し上げるようにしながらスライダーを動かします。
ドライヤーなどでチャックを温めてから行うとスムーズに直せる場合があります。