コバエが大量発生する原因と駆除する方法
コバエの大量発生は困りますね。
コバエの大量発生の原因と駆除する方法をしっていれば、コバエに悩まなくてもよくなります。
コバエとは、ハエの中でも体長が2~3mm程度の微小なハエ類になります。
コバエ(小バエ)という種類のハエはいません。
コバエで多いのは、ジョウジョウバエ類・ノミバエ類・クロバネキノコバエ類です。
ショウジョウバエ類のコバエは、ショウジョウバエ科に属するハエです。
ショウジョウバエ類のコバエは欧米では果実バエと呼ばれています。
ショウジョウバエ類は腐敗した果物や樹液に集まります。
ショウジョウバエ類で代表的な種には、キイロショウジョウバエとクロショウジョウバエがいます。
キイロショウジョウバエの体長は約2mmです。
キイロショウジョウバエは世界中に分布しています。
キイロショウジョウバエの特徴は、卵から成虫まで約10日間と成長が速いことです。
生ごみを放置していると、すぐに集まってきて産卵して大量発生します。
ノミバエ類は体長2~3mm程度のコバエになります。
ミノバエ類の体色は黄褐色や黒っぽい色をしています。
ミノバエ類は、腐敗物や食品があると小さな隙間から室内に侵入してきます。
食卓の上や壁面などを素早く走りまわる行動が特徴的です。
クロバネキノコバエ類の体長は約2~4mm程度です。
クロバネキノコバエ類の体色は黒~黒褐色になります。
建物周辺の緑地で発生して建物内へ侵入してきます。
観葉植物など植木鉢のある室内ではクロバネキノコバエを見かけることがあります。
次に、コバエの大量発生予防や対策などの紹介をします。
コバエの発生
ショウジョウバエ類のコバエは腐敗した果物や樹液に集まります。
ミノバエ類のコバエは腐敗物や食品を好んでいます。
クロバネキノコバエ類は植物に集まります。
コバエの発生対策では屋外と屋内を考える必要があります。
コバエの大量発生を防ぐには、コバエの餌や産卵する場所を取り除くことです。
わずかな厨芥や腐敗物を放置しておくだけで、コバエは屋内でも屋外でも大量発生します。
生ごみ処理を放置しないで処理することが大切です。
コバエの侵入防止
屋外でコバエが大量発生している場合は、屋内への侵入防止対策が大切です。
コバエの侵入防止対策では、窓やドアの開放時間を短くすることです。
窓にはメッシュの細かい網戸を取り付けます。
家への出入口付近に薬剤を蒸散する殺虫器を置いてコバエを駆除しましょう。
コバエ侵入の防止対策で、虫除け植物を出入り口に置いている人もいます。
コバエの誘引防止
屋外でコバエが大量発生しないように、屋外の掃除や生ごみ処理などに気を付けましょう。
コバエは少しの腐敗物でも繁殖します。
コバエは食品のニオイ・建物の灯り・熱などに引き寄せられて屋内に侵入してきます。
食品のニオイに誘引されないように、残した食べ物は容器や冷蔵庫に保存しましょう。
屋内の照明に誘引されているようであれば、防虫用蛍光灯や紫外線カットフィルムを利用するなどの対策をします。