ヨーロッパが暖かい気候の理由
ヨーロッパは日本よりも高緯度に位置する大陸です。
全体的には日本や他の同緯度地域より暖かい場所とされています。
地球では、極地に近づくにつれ寒くなるのが普通です。
不思議な気候ですが、高緯度に位置するヨーロッパが温暖なのには理由があります。
高緯度の大陸であるヨーロッパが暖かい理由を知っていれば、子供に聞かれても困りませんね。
次に、ヨーロッパについて・ヨーロッパが温暖な理由・ヨーロッパが暖かい理由・西岸海洋性気候、などの紹介をします。
ヨーロッパ
ヨーロッパは「欧州」と呼ばれることもあり、漢字表記は「欧羅巴」です。
ヨーロッパは地球上の七つの大州の一つになります。
地理的には、ユーラシア大陸北西の半島部を包括しています。
ウラル山脈およびコーカサス山脈の分水嶺と、ウラル川・カスピ海・黒海、そしてボスポラス海峡~マルマラ海~ダーダネルス海峡が、アジアと区分される東の境界になります。
ヨーロッパ州は世界で2番目に小さな大州で、地球表面積の2%です。
ロシアは、ヨーロッパ50ヶ国の中で面積・人口第一位の国家で、最も小さな国家はバチカン市国になります。
ヨーロッパの大部分の地域は高緯度ですが、海岸部から中西部の大部分は穏やかな気候です。
スペイン・イタリア・ギリシャなどの地中海性気候地帯では、夏は高温で乾燥し降雨はほぼ冬にかぎられています。
ヨーロッパの年降水量はおよそ510~1530mmになります。
次に、ヨーロッパが温暖な理由・ヨーロッパが暖かい理由・西岸海洋性気候、などの紹介をします。
ヨーロッパが温暖な理由
ヨーロッパの大部分は高緯度にありますが温暖な気候です。
ヨーロッパが温暖なのには理由があります。
ヨーロッパが暖かい理由は暖流と暖かい偏西風です。
北大西洋の赤道付近(亜熱帯)で暖流が形成されています。
北大西洋の亜熱帯の暖流は、ヨーロッパの西岸まで流れています。
海が暖かいとその上の空気も暖かくなります。
暖流で暖められた空気が、地球を西から東に周回している大気の流れ(偏西風)に乗って、ヨーロッパ全体に吹き付けています。
暖かい偏西風が、ヨーロッパ全体に温和な気候をもたらしているのです。
西岸海洋性気候
ヨーロッパが温暖な理由は、ヨーロッパの西岸まで流れている暖流が関係しています。
ヨーロッパが暖かい理由は、暖流で温められた偏西風の影響が大きいようです。
暖流によって暖められた空気が風にのって陸地に流れ込む地域の気候を、「西岸海洋性気候」といいます。
「西岸海洋性気候」は、夏は涼しく、冬はそれほど気温が下がらず暖かいのが特徴だとされています。
西ヨーロッパを支配しているのは「西岸海洋性気候」です。
年中過ごしやすい気候なので旅行先にも選ばれやすい地域になっているようです。