盛り塩をする由来、塩の種類、量、交換する時期、時間帯、処分方法
盛り塩は、玄関先や家の中に三角錐型あるいは円錐型に、塩を盛ってある風習です。
盛り塩(もりしお・もりじお)の由来には、日本由来と中国由来があります。
盛り塩の意味には、縁起担ぎ・厄除け・魔除けなどがあります。
通常の盛り塩は、岩塩などを盛り塩皿に盛ります。
塩固め器などの器具を用いて三角錐や円錐に整えます。
敷板が併せて用いられることもあります。
日本での盛り塩の風習は、奈良時代や平安時代にはあったとされています。
盛り塩の交換や盛り塩の時間帯や盛り塩の量を知っていると、盛り塩チェックができますね。
次に、盛り塩の由来・盛り塩の交換・盛り塩の時間帯・盛り塩の量などの紹介をします。
盛り塩の由来
盛り塩の由来には、日本由来説と中国由来説があります。
次に、盛り塩の日本由来説を紹介します。
日本の盛り塩の由来説では、神事・葬送儀礼から来たのではないかとされています。
葬送儀礼では葬式後に塩を撒く風習があります。
神道の方では神棚に盛り塩を供えるという風習があります。
塩には、清浄や生命力の更新などの意味があるからだと考えられています。
日本では「古事記」に海水で禊ぎ・祓いをした記載があります。
海水で禊ぎ・祓いをすることを「潮垢離(しおごり)」と呼びます。
盛り塩には大きく2つの意味があるとされています。
・人寄せのための縁起担ぎとしての盛り塩と、神事や葬送儀礼としてのお清めの塩(または、神に捧げる神聖な供え物としての塩)です。
日本では、神事・仏事としての盛り塩が一般に広まったと考えられています。
次に、盛り塩の交換・盛り塩の時間帯・盛り塩の量、などの紹介をします。
盛り塩の交換・時間帯
盛り塩の由来には、日本由来説と中国由来説があります。
盛り塩は1週間に1回交換するのが基本とされています。
盛り塩の器は、汚れたらキレイに洗います。
器の縁が欠けたり、器にひびなどが入ったらすぐに取り替えます。
盛り塩の器には決まりはないので、夏は透明感のあるガラスで、冬はぬくもりが感じられる陶器などの季節感のあるものが使われることもあります。
盛り塩の取り換えの時間帯にも決まりはありません。
次に、盛り塩の盛り方・盛り塩の量・使用済みの盛り塩、などの紹介をします。
盛り塩の盛り方と量
盛り塩の盛り方には決まりはありません。
三角錐になっている盛り塩を見る機会が多いので、形に決まりがあるように思っている人もいますが、盛り塩の形には決まりはありません。
盛り塩の形よりも、習慣づけることが大切です。
一度に盛る盛り塩の量は10g程度です。
大さじ1杯弱程度が1回分の盛り塩の量です。
使用済みの盛り塩を普通にゴミとして捨てても問題ありません。
「祓いたまえ・清めたまえ」と唱えながら水場に流す方法もあります。