なぜ兄弟ではなく、姉妹店、姉妹校、姉妹都市という?英語でも姉妹?
姉妹店・姉妹校・姉妹都市など「姉妹○○」と「姉妹」を使う理由や由来を知っていれば、子供に聞かれたときに役立ちそうです。
兄弟店という呼び方もあるのか気になりますね。
姉妹店の英語表記も知っていれば役立ちそうです。
次に、姉妹シリーズ・姉妹都市や姉妹店など「姉妹」がつく理由や由来・兄弟店という呼び方はある?・姉妹店の英語表記は、などの紹介をします。
姉妹シリーズ
姉妹店姉・姉妹都市・姉妹校・姉妹品など、「姉妹」を使っている理由や由来を紹介します。
「姉妹」を使った言葉は姉妹シリーズと呼ばれるくらい多くあります。
姉妹品・姉妹艦・姉妹船などたくさんあります。
姉妹〇〇と「姉妹」を使った言葉が多くあるのは、言葉に名詞に女性と男性の区別があるのが理由のようです。
フランス語やイタリア語などには文法上で、名詞に女性・男性の区別があります。
ドイツ語になどは、女性・男性に加えて中性名詞もあります。
名詞の性が違えば、それに付く冠詞も異なります。
例えば、フランス語では「月」は女性名詞なので「la lune」になります。
英語の名詞には、女性と男性の区別がほとんどなくなっていますが、英語はヨーロッパを起源とする言語なので名残があると考えられています。
フランス語やドイツ語では「町」は女性名詞になっています。
女性として例えられる言葉は多くあります。
「母なる大地」・「母国語」・「母校」・「処女航海」・「処女作」などです。
次に、姉妹都市や姉妹店の理由や由来・兄弟店という呼び方はある?・姉妹店の英語表記は?などの紹介をします。
姉妹都市・姉妹店
姉妹都市や姉妹店の理由や由来を紹介します。
「姉妹都市」は英語の「Sister City」から来ています。
「Sister City」の始まりは、第二次世界大戦後からです。
戦争後の荒廃したヨーロッパの都市を復興させるために使われた言葉にあります。
アメリカのアイゼンハワー大統領が、アメリカの各都市とヨーロッパの各都市を条約で結んで、民間レベルも合わせた協力で復興していこうとしました。
日本語や英語は名詞に性別がありませんが、ヨーロッパなどの多くの国の言葉には名詞一つ一つに性別があります。
「都市」を例えれば、フランス語・イタリア語・スペイン語・ドイツ語のすべてが女性名詞です。
以上から、アメリカとヨーロッパの都市を「姉妹都市Sister City」と呼びました。
「都市」は女性名詞なので「姉妹都市」になりますが、「姉妹店」も理由は同じです。
スペイン語では「店」も女性名詞です。
「姉妹店」というのは「店」も女性名詞だからという説が有力なようです。
スペイン語では「店(la tienda)」だけでなく、
・大地(la tierra)・言語(la lengua)
・学校(la escuela)・作品(la obra)
・船(la nave)なども女性名詞です。
次に、兄弟店という呼び方はある?・姉妹店の英語表記などの紹介をします。
兄弟店
姉妹店と呼ばれている理由や由来は、英語の起源のヨーロッパの言語で「店」が女性名詞だからという説が有力です。
姉妹店はあるのに兄弟店という呼び方はあるのか気になります。
姉妹店という呼び方が圧倒的に多いですが「兄弟店」という呼び方もあります。
学校の場合も姉妹校と呼ばれることが多いですが、甲子園などで男子校の関連校は兄弟校などと呼びます。
姉妹店の英語表記は「sister store」になります。