食中毒で熱のみ高い場合は別の病気?!
食中毒では下痢や嘔吐や腹痛が伴うのが一般的です。
食中毒だと思っていても、下痢・嘔吐・腹痛がない熱のみの場合は自己判断はしないで専門の医師の診断を受けることが大切です。
発熱があっても下痢・嘔吐・腹痛があれば食中毒の可能性があります。
食中毒症状が現れるまでの時間には原因によって大きな差があります。
食中毒でも早い時には食後30分程度で発症します。
遅い場合は1原因となる食事か1週間後に発症するケースもあります。
食後の体調不良に不安がある人は、病院で診てもらうのが適切です。
食中毒は、飲食店での食事が原因と思われていますが家庭での食事でも発生します。
食中毒予防の3原則は、食中毒菌を「付けない」・「増やさない」・「やっつける」です。
毎日食べている家庭の食事でも食中毒は発生します。
毎日当たり前にしていることでも、思わぬ食中毒を引き起こすことがあります。
食中毒予防の3原則を見直しませんか。
一般的には、家庭での発生では発症人数は少なく症状が軽かったりするので食中毒とは気づかれないこともあります。
家庭での食中毒での発症では、食中毒とは気づかれなくて重症化することもあるので注意が必要です。
家庭での食事作りでの食中毒予防のポイントをチェックしてみませんか。
次に、食中毒予防や食中毒の原因菌や熱のみの食中毒があるか否かなどの紹介をします。
家庭での食中毒予防
食中毒では、熱のみだけでなく下痢・嘔吐・腹痛が伴います。
食中毒は家庭の食事でも発生します。
厚労省のホームページに家庭での食中毒予防のポイントが紹介されています。
家庭での食中毒のポイントは、・食品の購入・家庭での保存・下準備・調理・食事・残った食品になります。
食品の購入のポイントは、
・生鮮食品(肉・魚・野菜など)は新鮮な物を購入する
・消費期限などを確認して購入する
・購入した食品は、ビニール袋などにそれぞれ分けて包んで持ち帰る
・冷蔵や冷凍が必要な生鮮食品は買い物の最後に購入してスグに持ち帰るなどです。
家庭での保存のポイントは、
・冷蔵や冷凍の必要な食品はスグに家庭の冷蔵庫&冷凍庫に入れる
・冷蔵庫&冷凍庫の詰めすぎに注意する
・冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下にキープする
・肉や魚などはビニール袋や容器に入れて、他の食品に肉汁を付着させない
・石鹸で手を洗ってから肉、魚、卵などを取り扱う
・食品は、水の付着や直接床に置かないように注意するなどがあります。
3タイプの食中毒
家庭の食事が原因の食中毒が食中毒の全体の20%近くを占めているとされています。
食後に熱のみだけでなく下痢・嘔吐・腹痛があったら病院での診察をおススメします。
食中毒には3つのタイプがあります。
細菌性食中毒・化学性食中毒・自然毒性食中毒です。
細菌性食中毒は、O157やサルモネラなどの細菌による食中毒になります。
化学性食中毒は、食品に洗剤などの物質が混入したりして発生する食中毒になります。
自然毒性食中毒は、毒きのこや自家調理のふぐなどを食べたときに発生する食中毒になります。
細菌性食中毒
細菌性食中毒では、食後に熱のみだけでなく下痢・嘔吐・腹痛などの症状があります。
細菌性食中毒には毒素型と感染型があります。
毒素型の細菌性食中毒の原因菌には、黄色ブドウ球菌・ボツリヌス菌などになります。
感染型の細菌性食中毒の原因菌には、サルモネラ菌・病原性大腸菌・リステリア菌などがあります。
一般的に毒素型の細菌性食中毒の場合は比較的早く発症します。
感染型の細菌性食中毒では、食後数日経ってから発症するケースもあります。