温泉に入ると眠くなる理由。入るタイミングと車の運転に注意
温泉に入っているとき眠くなることがありませんか。
温泉やお風呂に入っているときに眠気に襲われる人は気を付けた方が良さそうです。
強烈な眠気に襲われて温泉やお風呂で眠ってしまった人もいると思います。
温泉やお風呂で眠ったことがない人も気を付けてください。
温泉やお風呂に入っているときの眠気は危険だそうです。
眠気に襲われる人の中には死に至るケースもあるようです。
どうして温泉やお風呂での眠気が危険なのでしょうか。
温泉やお風呂に入っているときの眠気は睡眠ではありません。
眠気は「失神」に近い状態だそうです。
眠気と失神の違いは、
眠気は・体の筋肉の緊張がほぐれる・心拍数が減少する・脳が睡眠物質メラトニンを分泌する・人体により効率的な休息をあたえるなどの現象になります。
失神(しっしん)は、大脳皮質全体や脳幹の血流が瞬間的に遮断されることで発生する発作です。
一過性の瞬間的な意識消失発作と言われています。
通常の失神は数分で回復します。
失神を原因として意識障害などの後遺症を起こすことはありません。
温泉やお風呂での急激な眠気は「失神」なので気を付けなければいけません。
温泉に入っているときに、大脳皮質全体や脳幹の血流が瞬間的に遮断されて意識消失発作を起こすと溺れてしまいます。
一人でゆっくりと温泉でくつろいでいるときに意識消失発作を起こして溺れないように気を付けなければいけませんね。
次に、温泉やお風呂で眠くなる原因と対策について紹介します。
温泉やお風呂で眠くなる
温泉やお風呂で眠くなるのは「睡眠」ではなく「失神」です。
大脳皮質全体や脳幹の血流が瞬間的に遮断される一過性の瞬間的な意識消失発作になります。
温泉やお風呂で眠くなるのは、体が温まったことによる血圧の変化に伴う一種の意識喪失だと考えられています。
入浴時には血圧の急激な上昇が起こります。
温泉やお風呂などの熱いお湯に入ると、体温が上がり過ぎないように血管が拡張して血圧が下がります。
温泉やお風呂での血圧降下による脳の虚血は、立ちくらみと同じ仕組みです。
温泉やお風呂で眠くなるのは危険です。
温泉やお風呂で溺れないように気を付けてください。
謎の溺死
「肺にほとんど水が入っていない」状態で湯船で亡くなる「謎の溺死」があります。
入浴事故の大半は「謎の溺死」だそうです。
温泉やお風呂では、異常な血圧低下で脳に血液が行きにくくなることがあります。
異常な血圧低下で意識障害(失神)を起こして「謎の溺死」になります。
温泉やお風呂での気持ち良いのぼせ感は意識障害に繋がるおそれがあります。
温泉が気持ちよくて寝てしまったというのは意識障害(失神)なので注意が必要です。
最高血圧が100を切ると意識障害が起こる可能性があるようです。
日ごろから最高血圧が100を下回る人は注意した方が良さそうです。
血圧の急激な低下
温泉やお風呂で眠くなるのは、異常な血圧低下による意識障害(失神)です。
特に寒い季節に温泉に入浴するときは、血圧の急激な上下と心拍数の増加を伴うので注意が必要です。
寒い季節での温泉では、立ちくらみ・転倒・水没などのリスクが高まります。
温泉の熱い湯に長く入ると、炎天下で激しいスポーツをしたときのような熱中症になります。
熱中症になると、めまい・失神・脱水・血圧低下を起こします。
血圧の急激な変化で病死・失神による転倒が溺死に繋がることもあります。
温泉で体調が悪くなったら車の運転も控えた方が無難です。
日常から血圧が低い人は注意した方が良さそうです。