熊本県が火の国と呼ばれる由来。海外にも火の国がある?

火の国、熊本という観光ポスターを見たことはありませんか。

熊本がどうして「火の国」と呼ばれるのかの由来が気になりませんか。

海外にも火の国と呼ばれる国があるのでしょうか。

熊本県(くまもとけん)は、九州地方の中央に位置しています。

県庁所在地及び最大の都市は熊本市になります。

有明海・不知火海・東シナ海に面している県です。

日本第2位の阿蘇カルデラを持つ阿蘇山や、天草の乱で活躍した天草四郎、熊本城を築城した加藤清正などで有名です。

熊本という地名は、古くは「隈本」と書いたとされています。

「隈本」の由来には諸説あります。

有力な説には、「菊池則隆」に因むとする伝承があります。

「隈本」の名が文献に見られるのは南北朝時代以降です。

「隈本」の「隈」の字が畏(おそれる、かしこまる)の字を含むため、「加藤清正」が武将の居城の名に相応しくないとして「熊」の字を充てたと言われています。

最近では「加藤清正」よりも「くまもん」の方が有名ですね。

黒くて愛くるしい「くまもん」は熊本のマスコットとして活躍しています。

熊本では、土産物品だけでなく、ハンカチやノートなどにも「くまもん」が描かれているようです。

 

次に、熊本の観光スポット・火の国、熊本の由来・火の国は海外にもある?などの紹介をします。

 

熊本の観光スポット

 

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観光旅行で熊本県を訪れるのなら、日本三名城の一つに数えられる熊本城をおススメします。

熊本城は、虎退治で有名な戦国武将加藤清正の居城としても知られています。

只、先の熊本地震で熊本城の大天守(本丸)・櫓・石垣などの多くが壊れたので、観光できる個所は限られます。

最近は、大天守閣の外観の修復も完了したようです。

阿蘇山と阿蘇外輪山もおススメの観光スポットです。

阿蘇の火口も見どころの一つですが、阿蘇外輪山からの阿蘇五岳も綺麗です。

熊本市から車で2時間程走れば、天草の本渡市に行けます。

天草の本渡市には天草四郎の資料館があります。

天草四郎は約3万7千人の民衆を率いて幕府に挑んだと言われています。

天草の乱には、高齢になっていた二刀流で有名な剣豪の宮本武蔵も参戦したといわれています。

天草四郎ゆかりの本渡市でお昼を食べるならクルマエビ料理をおススメします。

次に、火の国、熊本の由来・火の国は海外にもある?などの紹介をします。

 

火の国、熊本

 

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熊本県は「火の国」と呼ばれることが多いようです。

「くまもん」の生まれ故郷は「火の国」と呼ばれています。

火の国、熊本の由来は、日本第2位の阿蘇カルデラを持つ阿蘇山があるからと思っている人も多いのではないでしょうか。

日本は火山列島の国なので、火山がある県は熊本の他にもあります。

どうして、熊本だけが「火の国」と呼ばれているのでしょうか。

熊本県は廃藩置県の前の律令制の時代には、「肥後国」と呼ばれていました。

「肥後国」の由来は「火国(ひのくに)」や「肥国(ひのくに)」だといわれています。

九州には現在でも多くの活火山があります。

昔から多くの火山が活発に活動していたことから、九州全体を「火の国」と呼んでいたようです。

律令制で「肥国」が「肥前国」と「肥後国」に分かれたときに、「肥後国」の熊本県だけが「火の国」と呼ばれるようになったようです。

次に、火の国は海外にもある?などの紹介をします。

 

火の国は海外にもある?

 

火の国と熊本県が呼ばれるようになった理由は定かではありません。

昔は、九州全体を「火の国」と呼んでいたようです。

火の国と呼ばれている国は海外にもあるのでしょうか。

アゼルバイジャンは「火の国」と呼ばれています。

アゼルバイジャンは、南コーカサスにある共和制国家です。

北はロシア・北西はジョージア・西はアルメニア・南はイランと国境を接しています。

東はカスピ海です。

アゼルバイジャンの国の面積は北海道よりも少し大きいくらいで、日本の約4分の1になります。

アゼルバイジャンが「火の国」と呼ばれるのは、3000年もの間消えることなく燃え続けている火の山「ヤナルダー」があるからです。

アイスランドも「火の国」と呼ばれています。

アイスランドは北極圏の真下に位置する国で、活火山の数は200を超えます。

アイスランドが「火の国」と呼ばれるのは、活発な火山帯に位置しているからです。