水道の蛇口はなぜ「蛇」の字が使われているのか
蛇口(じゃぐち)の名前に「蛇」の字がなぜ使われているのか、気になったことはありませんか。
蛇口はなぜ蛇なのか知っていると、雑談での話題を提供できそうです。
子供でも知っていますが、蛇口は水道管の出口部分になります。
水道などの液体を運ぶ管の出口の部分の器具を蛇口と呼んでいます。
蛇口には、水などの液体の流れの開閉や流量を調整する為に栓(バルブ)がついています。
水用のものは水栓やカランとも呼ばれます。
蛇口の一般的なものは、上水道用になります。
台所・洗面所・浴室の水道の出口には蛇口が設置されています。
室内の蛇口には、普通の冷水用だけでなく温水用の蛇口も併設されている場合が多くあります。
蛇口には、水と温水を混合できるタイプもあります。
屋外では、庭や公園など水を使う場所で蛇口を見ることができます。
蛇口の管口内側には整流板が取り付けてあります。
整流板は、水などの飛散を防ぐために付けられています。
液体の流量を調整する栓(バルブ)は、つまみや、レバーを人手で操作するタイプが一般的です。
レバー方式には、上げ止め式と下げ止め式の両方があります。
現在は下げ止め式レバーが主流のようです。
下げ止め式レバーが主流となっている理由は、欧米で「下げ止め式」が圧倒的に普及していることに合わせたためだとされています。
最近では、手を差し出せば自動的に開栓する赤外線センサータイプが普及しつつあるようです。
次に、蛇口の名前に「蛇」が使われているのはなぜか・蛇口はなぜ蛇なのか・カラン・蛇口の修理、などの紹介をします。
蛇口はなぜ「蛇」か?
蛇口の名称に漢字の「蛇」が使われているのはなぜか?気になったことはありませんか。
蛇口にはなぜ蛇なのか、蛇口の語源を紹介します。
「蛇口」の語源は、公共水飲み場の水栓のデザインに由来しています。
日本の近代水道初期に、道路脇の公共水飲み場用の水栓(共用栓)のデザインに蛇が使われました。
水道初期の水栓に、蛇を用いたことが「蛇口」の由来になったようです。
明治20年(1887年)頃に、横浜から日本の近代水道が始まりました。
明治20年当時は、イギリスから輸入した共用栓には獅子の頭が使われていました。
当初は、欧州の水の神である獅子の頭部の共用栓でした。
日本製の共用栓を製作する時には龍を用いられました。
龍のデザインの共用栓の名称は、空想上の動物である龍の元となった蛇にちなんで「蛇体鉄柱式共用栓」と呼ばれたようです。
この共用栓の名称から「蛇口」と呼ばれるようになったとされています。
カラン
蛇口に「蛇」の漢字がなぜつかわれているか?蛇口はなぜ蛇なのかの理由は、日本製の共用栓を製作する時には龍を用いられたからです。
空想上の動物である龍の元となった蛇にちなんで、当初は「蛇体鉄柱式共用栓」と呼ばれたようです。
蛇口のことを「カラン」と呼ぶことがあります。
「カラン」の語源はオランダ語にあります。
「カラン」はオランダ語表記で「kraan」です。
「kraan(カラン)」の意味は「鶴」です。
銭湯などでの共用栓の表記では「カラン」が用いられることが多いようです。
蛇口の修理
蛇口のハンドルからの水がポタポタ止まらない。
混合水栓のハンドルレバーが動かないで困った経験はありませんか。
蛇口関連の困ったことには、
・蛇口を閉めても水がポタポタと出続ける
・混合栓からの水の出が悪い
・ハンドルレバーからの水漏れがある
・ハンドルレバーの締まりが悪い
・ハンドルレバーが動かない
・ハンドルレバーが回らない
・パッキンや各種パーツの交換
・水栓や蛇口の交換
・蛇口まわりの配管修理などがあります。
蛇口まわりの修理をする前には、水道業者に料金を確認することが大切です。
修理をする前に料金確認を行わないで、修理後にビックリするような費用を請求された人もいます。