クリスマスツリーの歴史、由来と飾りの意味
クリスマスにはクリスマスツリーを飾る家庭も多いと思います。
クリスマスツリーとは、クリスマスのためだけに飾り付けられた木になります。
クリスマスツリーは聖樹(せいじゅ)とも呼ばれて「知恵の樹」の象徴とされます。
日本でクリスマスツリーに使われる木は「モミ」が主に使用されています。
「モミ」の他にも、「トドマツ」・「エゾマツ」なども使われています。
クリスマスツリーに常緑樹が使われるのは冬の間も緑を保つためです。
次に、クリスマスツリーの歴史やクリスマスツリーの由来やクリスマスツリーの飾りの意味などの紹介をします。
クリスマスツリーの歴史
クリスマスツリーの歴史によると、8世紀頃に聖人ボニファティウスが異教徒のカシの木の崇拝に対抗して、モミの木をキリスト教の木と定めたのが始まりという説があります。
モミの木が三角の形をしているので、聖人ボニファティウスは三位一体(父・子・精霊)を表していると説きました。
ツリーをたててクリスマスを祝うのは14世紀頃から始まったとされています。
クリスマスツリーの習慣は15~16世紀にドイツで広まりました。
ドイツではクリスマスツリーに、リンゴ・紙の花・ハート・星・天使などの形をしている聖餐などを吊るしました。
クリスマスツリーの習慣は、その後ヨーロッパとキリスト教の国々に各国の習慣に従って装飾や様式を変化させながら広がりました。
18世紀にはアメリカへ伝わり、19世紀にはイギリスへ伝わりました。
クリスマスツリーが世界に広く普及したのは、わずか100年ほど前のことのようです。
次に、クリスマスツリーの由来・クリスマスツリーの飾りの意味などを紹介します。
クリスマスツリーの由来
クリスマスツリーの歴史は8世紀頃に始まり15~16世紀に欧州に広がり、18世紀にアメリカ・19世紀にイギリスに伝わったようです。
クリスマスツリーの由来にはたくさんの説があります。
O・クルマン著の「クリスマスの起源」によるクリスマスツリーの由来を紹介します。
アダムとエヴァの堕罪の舞台劇が、中世の聖夜の降誕祭の序幕で行われていました。
アダムとエヴァの堕罪の舞台劇で使われる「知恵の樹(善悪の知識の樹)」に常緑樹のモミの木が禁断の木の実を飾るために使用されたことが由来のようです。
リンゴの木は冬に葉が落ちてしまうので、リンゴの木の代用にモミの木使われたようです。
次に、クリスマスツリーの飾りの意味を紹介します。
クリスマスツリーの飾りの意味
クリスマスツリーの歴史は8世紀頃から始まったようです。
クリスマスツリーがモミの木になった由来は舞台でリンゴの木の代わりに使ったことのようです。
クリスマスツリーの飾りの意味を紹介します。
クリスマスカラーの「緑」は、常緑樹が常に緑を絶やさないので永遠の命を表します。
「赤」はイエスキリストの血です。
「白」は雪の色と純潔や清められた魂を表します。
「金」は高貴さとベツレヘムの星を表しています。
「クリスマスライト」は空に輝く星を表しています。
「トップスター」は東方の博士(賢者)をイエスに導いた星を表しています。
「オーナメントボール」はアダムとイブが食べたリンゴを表しています。
「靴下」は、ニコラオスと金貨の逸話から来ています。
「リース」は永遠の愛を表しています。
「ベル(鐘)」はイエスキリストの誕生を告げます。
「キャンドル」は、世を照らす光を表しています。
「ヒイラギ」はイエスキリストがかぶった冠を象徴しています。
「キャンディーケーン」は、イエスキリストを象徴するキャンディです。