同一国内に時差がある国。日本国内にも本当は時差がある?
国内に時差がある国はどの程度の数あるのでしょうか。
日本には時差はないのでしょうか。
もし、日本国内にも時差があるとすれば何時間程度なのか知りたいですね。
「時差」とは、各地で使われる地方標準時の示す時刻の差になります。
「標準時(ひょうじゅんじ)」とは、ある国家または広い地域が共通で使う地方時のことです。
「地方時」とは、ある地域・地点の時刻を指します。
地方時は観測地点に依存する時刻になります。
経度1度の違いで4分の時差が、経度15度の違いで1時間の時差が発生します。
標準時で用いる時刻は、現在は、協定世界時 (UTC)との差が1時間もしくは30分単位になる経度の地点の時刻を用いることが多いようです。
経度の選定は、国や地域が広がる経度の範囲の中心・人口密度・都市の位置・標準時が使われる地域間の時差、などが考慮されます。
共通の標準時を使う地域全体を、「標準時間帯」・「時間帯」・「等時帯」・「タイムゾーン」といいます。
その地域の標準時を示す際にはUTCとの差で示すことがあります。
例えば、日本とイギリスでは9時間の時差があります。
日本時間の午前9時が、イギリスでは午前0時になります。
次に、国内に時差のある国・日本と他国との時差・日本国内には時差がある?などの紹介をします。
国内に時差がある国
国内に時差がある国ではアメリカ合衆国が知られています。
アメリカ合衆国以外にも、国内に標準時間帯が複数ある国はあります。
標準時間帯が複数ある国は、北アメリカ・南アメリカ・アジア・アフリカ・太平洋地域にあります。
北アメリカには、アメリカ・カナダ・メキシコ・グリーンランドなどがあります。
南アメリカには、ブラジル・チリがあります。
アジアには、ロシア・カザフスタン・インドネシア・モンゴルなどがあります。
アフリカには、コンゴ民主共和国・南アフリカ共和国などがあります。
太平洋地域には、オーストラリア・ミクロネシア連邦・キリバス・パプアニューギニア・ニュージーランド、などがあります。
次に、日本と他国との時差の関係・日本国内には時差がある?などの紹介をします。
日本と他国との時差の関係
国内に時差がある国は、北アメリカ・南アメリカ・アジア・アフリカ・太平洋地域にあります。
日本と時差のない国には、韓国・パラオ・インドネシア東部・東ティモール・ロシアのヤクーツクなどがあります。
日本と他国との時差の関係を紹介します。
日本よりも時間が進んでいる国・都市には、ニュージーランドのオークランドやオーストラリアのシドニーがあります。
日本よりも時間が遅れているアジア・太平洋地域の国・都市の時間には、
・香港時間・シンガポール時間・台湾時間・台北時間・中国時間・上海時間
・オーストラリアのパース時間・フィリピンのマニラ時間・インドネシアのジャカルタ時間
・タイ時間・バンコク時間・ベトナム時間・ハノイ時間などがあります。
次に、日本国内にも時差がある?の紹介をします。
日本国内にも時差がある?
国内に時差がある国は、世界の各大陸や太平洋地域にあります。
日本国内にも時差があるのでしょうか。
東西に長い国ほど時差が生じます。
日本は南北に長い国なので日本国内には標準時が1つしかありません。
日本の標準時は東経135度、兵庫県明石市に設定されています。
日本の一番東は、南鳥島で東経153度59分になります。
日本の一番西は、与那国島で東経122度56分になります。
日本の東と西の端では経度に約30度の差があります。
太陽は1時間に15度ずつ東から南、西へと動きます。
経度の違いという視点で見て時差の計算をすると、日本国内の時差は約2時間程度になりそうです。
南鳥島と与那国島では約2時間も時差があります。