ピーマン、パプリカ、唐辛子の違い。ピーマンは元々は唐辛子?
八百屋さんやスーパーの野菜売り場で見かける、緑色のピーマンと黄色や赤色などのパプリカは何が違うのでしょうか。
形がよく似ている野菜なので気になります。
ピーマンとパプリカの違いを知っていれば料理を作る時に役立ちます。
ピーマンとパプリカは何科の野菜なのでしょうか。
ピーマンとパプリカはトウガラシ(唐辛子)の仲間だというのは本当でしょうか。
ピーマンとパプリカの違いを知って、料理つくりに役立てませんか。
次に、ピーマンとパプリカの違い・ピーマンとパプリカは何科?・ピーマンとパプリカと唐辛子の関係、などの紹介をします。
ピーマン
ピーマンとパプリカと唐辛子の違いを分かるために「ピーマン」の概要を紹介します。
ピーマンはナス目・ナス科・トウガラシ属のトウガラシの栽培品種の果実です。
果肉は種子以外ほとんど空洞になっています。
八百屋さんやスーパーの野菜売り場などで販売されるピーマンは、明治初頭にアメリカから伝わりました。
イスパニア種を品種改良した中形で緑色のものが多いとされています。
近年はカラーピーマンも出回っています。
緑色のピーマンは未成熟の果実です。
ピーマンには成熟すると、一般的なものは赤色・黄色・橙色に変わるものもあります。
ピーマンには、未成熟で白色や、黒色(濃い紫色)、紫色のものもあります。
日本語の「ピーマン」の由来は、トウガラシを指すフランス語の「piment(ピマン)や、スペイン語の「pimiento(ピメント)」と考えられています。
明治期には、ピーマンのことを「西洋とうがらし」や「甘とうがらし」とも呼んでいたようです。
ピーマンはナス目・ナス科・トウガラシ属でしたが、パプリカは何科になるのでしょう。
次に、ピーマンとパプリカの違いや、ピーマンと同じくパプリカは何科なのか・ピーマンとパプリカと唐辛子の関係と違いなどを紹介します。
パプリカ
ピーマンとパプリカの違いを分かるために「パプリカ」の概要を紹介します。
ピーマンはトウガラシ属でしたが、パプリカは何科になるのでしょうか。
パプリカもナス目・ナス科・トウガラシ属のトウガラシの栽培品種の果実です。
パプリカは、カラーピーマンの一種です。
日本では肉厚で辛みが無く甘い品種をパプリカと呼んでいます。
日本で流通するパプリカの果実の多くは赤色や黄色、橙色です。
パプリカには、紫色や茶色などの品種もあります。
次に、ピーマンとパプリカは同じ唐辛子仲間ですが、違いを紹介します。
ピーマンとパプリカの違い
ピーマンとパプリカは同じトウガラシ属ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
ピーマンもパプリカも、トウガラシ属の辛みのないトウガラシの一種です。
同じ品種なので、明確な違いや定義はありません。
ピーマンとパプリカは、実の厚みや味で分けられているようです。
一般的なピーマンは成熟前に収穫するので「緑色」をしています。
ピーマンも成熟させると、黄色・オレンジ・赤色に変化して「カラーピーマン」になります。
「カラーピーマン」はパプリカとは違うものです。
ピーマンとパプリカの違いは、味や栄養価だと言われています。
ピーマンは、パプリカに比べると細長い形をして、果実が小さめで皮は薄く濃い緑色をしています。
ピーマンには、青臭さと苦みがあります。
パプリカは、果実が大きくて肉厚で甘味があります。
栄養価ではビタミンCやβ―カロテンの含有量が違います。
ピーパンに比べて、パプリカには約2倍のビタミンCやβ―カロテンが含まれています。