器用貧乏と万能選手、オールラウンダーの違い。器用貧乏の反対語は?
器用貧乏と万能選手には、どのような違いがあるのでしょうか。
「器用貧乏」という言葉には、何でもできるが一つのことに徹しないで、結局なにも極められないという意味が含まれています。
器用貧乏という言葉は、何でもこなせるのに大成しない人のことを揶揄するときに使われることがあります。
また、器用さを褒められた人が、謙遜の意味で自虐的に使ったりします。
器用貧乏は、経済的な貧乏とは直接関係ありません。
只、器用に物事がこなせるので、専門家に任せることが遅れてしまって、せっかくのチャンスを逃してまうこともあるようです。
万能選手は、オールラウンダー・ユーティリティープレーヤー・多才な人・マルチな人・オールラウンドプレーヤーなどとも言われます。
万能選手やオールラウンダーと言われる人は、複数の分野で優れた能力を発揮する人になります。
次に、器用貧乏と万能選手(オールラウンダー)の違い・器用貧乏の対義語などの紹介をします。
器用貧乏
器用貧乏と万能選手(オールラウンダー)との違いを分かるために「器用貧乏」の概要を紹介します。
器用貧乏とは、何でもできるのでいろいろなことに手をだして、結局なにも極められないことを指しますが、勘が良くて柔軟性があるとも言えます。
器用貧乏な人には大きな特徴があります。
あまり努力しなくても上達が早いので、色々なことに興味をもって手を広げることです。
器用貧乏な人は、“初めてにしては筋が良い”などと褒められることが多いですね。
勘が良くて要領をつかむのが早いので、不器用な人に比べて上達が早くなります。
勘が良くて柔軟性がある性質の持ち主が、陥りやすいマイナス面を言いあらわした言葉になります。
次に、万能選手(オールラウンダー)のこと・器用貧乏の対義語などの紹介をします。
万能選手(オールラウンダー)
器用貧乏と万能選手の違いを分かるために、「万能選手」の概要を紹介します。
日本語で使われる「オールラウンダー」という言葉を英語表記すると、「All-Rounder」になります。
英語の「All-Rounder」とは、なんでもできる人・万能選手、という意味の言葉です。
万能な・多芸な、という意味の「All-Round」に「~する人」の「er」をつけた言葉です。
日本語でのオールラウンダーの意味は、“多領域で有能な人”になります。
オールラウンダーは、万能選手・様々な分野で有能な人・なんでもできる人という意味で使われています。
次に、器用貧乏の対義語などの紹介をします。
器用貧乏の対義語
器用貧乏と万能選手の違いが分かれば、物事への取り組み方にも変化がでますね。
勘が良くて要領をつかむのが早い器用貧乏と、様々な分野で有能な万能選手とは違います。
器用貧乏の類義語には「多芸は無芸」があります。
「多芸は無芸」の意味は、芸の多い人は一芸に精通することがなく、どれをとっても優れていないということになります。
人から「器用貧乏だね」と言われた場合は、お人よし・騙されやすい・利用されやすい人という意味で使われていることもあります。
器用貧乏の対義語は、「一芸に秀でる」です。
「一芸に秀でる」とは、ある分野で特に優れた能力や特技を持っているという意味になります。