子供の浴衣の着付け方法は大人と違う?
夏には浴衣を着る人も多いのではないでしょうか。
本格的な着物を一人できるのは難しくても浴衣なら大丈夫ですね。
只、洋服とは違って着崩れしやすいので、着付け方のポイントを押さえたほうが良さそうです。
子供の浴衣姿も可愛いですね。
子供の浴衣の着付けは大人と同じではありません。
子供用の着付けの仕方もあるので知っていると便利ですね。
浴衣(ゆかた)とは和服の一種になります。
通常の和服とは違うのは長襦袢を着用しないことです。
浴衣は素肌の上に着る略装になります。
次に、浴衣のこと・浴衣の一般的な着付け・子供の浴衣の着付けなどを紹介します。
浴衣
浴衣生地は木綿地で通常の単物よりも、やや隙間をあけて織った平織りのものが多くなります。
浴衣は夏場の湯上りや、寝巻きとしての用途になります。
日本舞踊などでは稽古着として使用されています。
浴衣は家庭でも手軽に洗濯が可能なので清潔を保ちやすいですね。
浴衣は、和服の中でも最も単純かつ基本的な構造になっています。
男性は三尺帯、女性は半幅帯で着用するのが一般的です。
男性の場合は、簡略なことから兵児帯(へこおび)を用いることもあります。
男子の帯は一般的なウエストラインではなく臍よりもやや下の骨盤の当たりに締めて下腹部部位を心もち下げる様に着付けます。
浴衣に合わせる履物は、一般的には素足に下駄になります。
男性の場合は下駄の代わりに雪駄を履くこともあります。
次に、浴衣の一般的な着付けと子供の浴衣の着付けの紹介をします。
浴衣の一般的な着付け
夏には女性の浴衣姿を見かけることがあります。
女性の浴衣姿は男性に人気があるようです。
次に、女性の浴衣の着付けを紹介します。
ステップ1・浴衣下を着ます。
ステップ2・浴衣を肩からはおって両袖を引いて背中の縫い線が体の中心に来るように、左右のバランスを調整します。
ステップ3・後ろの裾を持ち上げて、後ろの裾線の高さを決めます。
片手で背中の中心線を持って後ろの裾をあげます。
くるぶしが見えるくらいの高さにします。
ステップ4・上前の幅を調整します。
ステップ5・下前を巻き込みます。
ステップ6・腰ひもを結びます。
腰ひもが緩むと着崩れの原因になるのでシッカリ結びます。
ステップ7・後ろのおはしょりを整えます。
ステップ8・前のおはしょりを整えます。
ステップ9・衣紋を抜きます。
衣紋を抜き過ぎると品がないように見えるので、うなじが見える程度に抜きます。
ステップ10・下前を整えます。
ステップ11・上前を整えます。
ステップ12・シワをとります。
ステップ13・伊達締めを結びます。
次に、子供の浴衣の着付けのポイントを紹介します。
子供の浴衣の着付け
子供の浴衣の着付けは大人とは少し違います。
次に、子供の浴衣の着付けのポイントを紹介します。
夏に浴衣を着せるときに注意したいのは左前と右前を間違わないようにしてください。
和服は右前です。
右前とは、左が上になります。
自分から見ると右側が手前(内側)に来る着方を右前といいます。
ポイントは右手が懐に入れられればOKです。
子供に浴衣を着せるときには浴衣の中心と背中の真ん中を合わせてください。
着せるときには裾の高さに注意します。
裾は平行にするのではなく、少しずつ上がるように着つけます。
裾を上げる理由は、裾がすぼまってシルエットをキレイにするためです。
キレイに整ったら紐で結びます。
おはしょりは脇の下と懐から手を入れてまっすぐきれいに整えます。
着崩れしないように、帯板を兵児帯の真ん中において上下を三つ折りにしてくるみます。
最後に結ぶときの注意点があります。
体を回してきた兵児帯だけを結ぶと、時間と共に緩んできて結び目が下に落ちます。
一週目の兵児帯に片方の兵児帯をくぐらせてから結ぶと、結びがシッカリします。
シッカリ結んでからちょうちょ結びなどでキレイに整えます。