「猫を追うより魚をのけよ」の意味、使い方、例文、類語

「猫を追うより魚をのけよ」という言葉を聞いたり使ったことはありますか。

昔から伝わる諺(ことわざ)には、動物を例えに使ったものが多くあります。

猫を例えに使っている有名な諺には、

・猫に小判

・犬は人に付き猫は家に付く

・猫の手も借りたい

・猫をかぶる

・猫に鰹節

・猫なで声に油断するな

・猫の子一匹いない

・猫も杓子も

・猫の目

・猫ばばを決め込む

・猫の額

・窮鼠猫を噛む、などがあります。

「猫なで声に油断するな」とは、

猫が人に甘えるときに出す声から、猫なで声を出す人は下心を持っていることが多いので油断禁物という戒めです。

「猫ばばを決め込む」とは、

猫はフンをしたとに土や砂をかけることから、特に悪い行為を隠して知らない顔をすることの例えになります。

鼠を例えに使っている諺もあります。

「鼠が塩を引く」や「窮鼠猫を噛む」などです。

「鼠が塩を引く」とは、

小さな鼠が塩を持っていくのは少量ずつでも、度重なるうちにその量は多くなっていくことから、小さなことでも積もれば大きくなることの例えです。

 

次に、猫を追うより魚をのけよの意味・猫を追うより魚をのけよの例文・猫を追うより魚をのけよの類語、などの紹介をします。

 

猫を追うより魚をのけよ

 

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「猫を追うより魚をのけよ」の意味は、魚を狙う猫を追い払っても、スグにまた戻ってきて狙うので、猫を追い払うよりも魚を別の場所に移すのが適切ですよという意味になります。

猫に食べられることを警戒して、ずっと魚の番をして猫を追い払うよりも、猫が狙っている魚を猫から見えない場所に隠すほうが速やかに問題解決できるというのが由来のようです。

問題が発生したら、その場しのぎをしないで、根本から正すべきだという例えです。

 

猫を追うより魚をのけよと例文

 

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「猫を追うより魚をのけよ」の例文には、

“歩けるようになった赤ちゃんが、テーブルの上のリモコンで遊びたがって困っています。

その様子を見た義母が、「猫を追うより魚をのけよ」というでしょう。

赤ちゃんの手が届かない場所にリモコンを隠せばいいんじゃない、と言われました。“

「猫を追うより魚をのけよ」という諺があるので、猫は魚を好んで食べるようなイメージがあります。

猫と魚が結びついているのは、昔の日本では獣肉を食べないで、代わりに魚を食べていたからのようです。

猫にとっての身近なごちそうは魚でした。

海外では昔から獣肉を食べていたので、海外の猫は魚よりも獣肉を好んでいるようですよ。

 

「猫を追うより魚をのけよ」の類義語

 

「猫を追うより魚をのけよと」の類義語を紹介します。

・「猫を追うより皿を引け」

・「猫を追うより鰹節を隠せ」などがあります。

問題が発生したら、その場しのぎをしないで、根本から正すべきだという例えです。