「お疲れ様です」と「お疲れ様でした」の違いと使い分け方

「お疲れ様です」・「お疲れ様でした」・「ご苦労様です」などの言葉の用法は、定説を守ったほうが良さそうです。

ビジネスシーンで使われているねぎらい(慰労)の言葉には、「お疲れ様でした」・「お疲れ様でございました」・「お疲れ様です」・「ご苦労様でした」・「ご苦労様です」・「ご苦労でした」などがあります。

挨拶の言葉には、「お疲れ様です」・「お疲れ様でございます」・「ご苦労様です」・「お世話様です」などがあります。

ねぎらい(慰労)の言葉は、使い方を間違うと人間関係に支障を及ぼすこともあります。

定説に従って間違わないように気を付けたいですね。

 

次に、お疲れ様ですとご苦労様です・お疲れ様ですとお疲れ様でしたの違い・お疲れ様でした、などの用法を紹介します。

 

お疲れ様ですとご苦労様です

 

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「お疲れ様です」と「お疲れ様でした」の違いや、「お疲れ様でした」の用法の前に、「お疲れ様です」と「ご苦労様です」について紹介します。

「お疲れ様です」・「ご苦労様です」は、ねぎらい(慰労)の言葉になります。

「お疲れ様です」・「ご苦労様です」などのねぎらい(慰労)の言葉は、挨拶の言葉としても使われています。

「ご苦労様です」は、ねぎらい(慰労)の言葉として古くからあります。

誰に対しても使える一般的な言葉として「ご苦労様です」は使われていました。

目上から目下の人に対しては、敬語の「様」を付けないで、単に「ご苦労」と言われていたようです。

「お疲れ様です」のねぎらいの言葉は、一部の業界用語だったともいわれています。

新しいねぎらいの言葉として、一般的に「お疲れ様です」が使われるようになったのは1980年代頃からと考えられています。

「こんにちは」などの挨拶の言葉に代わって「お疲れ様です」がビジネスシーンで使われるようになったのは2000年前後だとされています。

現在では、「お疲れ様です」は、上司や部下などの上下関係を気にしないで使えるねぎらい(慰労)の言葉や挨拶の言葉として使われています。

対して、「ご苦労様です」は、目上の人が目下の人に対して使うという考え方が定説になっています。

言葉の使い分けについては、違和感がある人も多いのではないでしょうか。

只、ビジネスシーンや公的な場では、定説に従わない使い方をすると変な受け取られ方をすることもあります。

人間関係に支障を来たさないように、定説に従っておくのが無難だと考えられます。

次に、お疲れ様ですとお疲れ様でしたの違い・お疲れ様でした、などの用法を紹介します。

 

お疲れ様ですとお疲れ様でしたの使い方

 

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「お疲れ様です」・「お疲れ様でした」の違いを紹介します。

「お疲れ様です」は、ビジネスシーンでの声掛けや、メールなどの文頭でよく使われているねぎらいの言葉です。

「お疲れ様です」は、上司にも部下にも使われています。

上下関係を気にすることなく使われるねぎらいの言葉として便利ですね。

只、お客様に対して「お疲れ様です」と使うのは避けたほうが無難です。

「お疲れ様です」はねぎらいの言葉ですが挨拶の言葉にも使われています。

「お疲れ様でした」も、ねぎらいの言葉としては使われますが、挨拶の言葉としては使われていません。

次に、お疲れ様でした、の用法を紹介します。

 

お疲れ様でしたの用法

 

「お疲れ様です」と「お疲れ様でした」は、ビジネスシーンでよく使われているねぎらい(慰労)の言葉です。

只、「お疲れ様です」と「お疲れ様でした」用法は少し違います。

「お疲れ様です」は、ビジネスシーンでの挨拶・声掛け・社内メールでの文頭などで使われています。

「お疲れ様でした」もねぎらいの言葉ですが、挨拶・声掛け・メールでの文頭で使う機会は限られています。

ビジネスシーンでの一般的な使い方では、会社内で業務を終了して先に帰る人が「お先に失礼します」と声掛けしたときに「お疲れ様でした」と答えるときなどです。