元日と元旦の違いと正しい使い分け。正月との違い
元日と元旦の違いと正しい使い分け。
元日と元旦と正月との違いを知っていれば、間違った使い方をして恥ずかしい思いをすることはありません。
次に、元日と元旦の違いと正しい使い分け。元日・元旦・正月との違いなどの紹介をします。
正月とは
元日と元旦の違いと正しい使い分け。
元日と元旦と正月との違いを知るために正月の概要を紹介します
正月(しょうがつ)とは各暦の年初になります。
「正月」とは、本来は旧暦1月の別名になります。
日本では1月1日の元日のみを国民の祝日としています。
ビジネス社会では少なくとも3日までの三箇日を休業にしているので、事実上の祝日と同じ状態になっています。
正月の三箇日は、一般家庭では正月飾りをして正月行事を楽しんだり、おせち料理を食べて祝います。
松の内は元々1月15日まででしたが、現在では1月7日までに短縮している地域もあるようです。
寛文2年(1662年)に、江戸幕府が1月7日(旧暦)を以て飾り納めを指示したのが名残ではないかという説もあります。
地域によっては1月20日までを正月とすることもあります。
1月20日を骨正月(二十日正月)と呼んでいるようです。
正月準備を始まる日を「正月事始め」といいます。
「正月事始め」の日は12月8日なります。
関西では「正月事始め」の日を12月13日にしているようです。
元日とは
元日と元旦の違いと正しい使い分け。
元日・元旦・正月との違いを知るために元日の概要を紹介します。
元日(がんじつ)は、1年の最初の日になります。
グレゴリオ暦では1月1日です。
日本では、明治から昭和の前期まで四方節(しほうせつ)と呼ばれていました。
四方節は、祝祭日の中の四大節の一つです。
四大節とは、紀元節・四方節・天長節・明治節になります。
昭和23年(1948年)公布・施行の国民の祝日に関する法律により、四方節に代わって「年のはじめを祝う」国民の祝日になりました。
日本では、元日の1月1日から1月3日までの「三箇日」や「松の内」までを「お正月」と呼んでいるようです。
元旦とは
元日と元旦の違いと正しい使い分け。
元日・元旦・正月との違いを知るために元旦の概要を紹介します。
正月とは本来は旧暦1月の別名です。
通常は、元日の1月1日から1月3日までの「三箇日」や「松の内」までを「お正月」と呼んでいるようです。
元日とは、1年の最初の日である1月1日になります。
元旦とは、1年の最初の日である1月1日の朝になります。
元旦の「旦」は太陽が地平線から昇るさまを表した漢字です。
「旦」は朝や夜明けを表す漢字になります。
元旦は1月1日の朝のみを意味するとも言われますが、通常は1月1日(元日)も元旦としています。
会話の中では、“元日の朝”というのは正しいですが、
“元旦の朝”というのは間違いなので気を付けてください。