雪道で立ち往生で罰金へ スタッドレスにもチェーンが必要?

雪道の立ち往生の罰金の可能性。

雪道に無防備で走行して立ち往生している車が多いようです。

国土交通省の狙いは、タイヤチェーンの装着を促して雪道で立ち往生した場合による渋滞を防ぐためです。

降雪予測を早めに道路利用者に周知して、大雪時の不要不急の車の移動を控えるよう呼び掛けるようです。

気象庁の降雪の統計データでは、短時間に大雪が降る「ゲリラ豪雪」が局所的に発生していることが見られます。

直近6年間では全国の32%地点に観測史上最高の積雪記録があります。

2014年2月に関東甲信越に降った大雪による車の立ち往生による大規模渋滞が発生しています。

大渋滞により、除雪作業の妨げや救援物資運搬車両や救急車両への影響が問題になっています。

雪道無防備の一台の車の立ち往生が救急車両・警察車両・救援物資運搬車両・生活物資運搬車両・宅配車両・郵便車両など交通を妨げる結果になっています。

国交省は具体的な金額などを詰めて道路法で罰則を規定する方針を計画しています。

道路法による罰則規定は来冬以降の実施を目指しているようです。

 

次に、タイヤチェーン未装着車での雪道での立ち往生への罰金について紹介します。

 

雪道での立ち往生車への罰金

 

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雪道での立ち往生車への罰金が国土交通省で計画されています。

雪道を無防備で走行して立ち往生する車によって大渋滞が発生します。

たった1台の車ですが車線を完全に塞ぎます。

1台の車が、救急車両・警察車両・救援物資運搬車両・生活物資運搬車両・宅配車両・郵便車両などの交通を遮断します。

一般的な国道には1時間に3000~5000台/車線の車が走行しています。

1台の車が雪道をタイヤチェーン装着なしで立ち往生すると1時間で5000台程度の車交通を遮断します。

積雪と渋滞を原因として故障車両の除去が遅れれば数万台~数十万台の車両による大渋滞が発生することになります。

タイヤチェーン無装着のために雪道で立ち往生した車への罰金を国土交通省が考えているのは当然の結果だと考えられます。

 

スタッドレスタイヤ

 

タイヤチェーン無装着による雪道での立ち往生車への罰金は来年からのようです。

国土交通省の統計によると2015年に国管理の国道で積雪を原因とした車の立ち往生があったのは547件です。

積雪で立ち往生した9割以上がチェーンを装着していなかったそうです。

その9割の立ち往生した車の中にはノーマルタイヤの車が25%ありました。

雪道をノーマルタイヤで走行するのは無理です、深い積雪にはタイヤチェーンの装着が必須のようです。

スタッドレスタイヤも雪道や凍結道には強いとされています。

スタッドレスタイヤのトレッド面には普通のタイヤより深い溝があります。

積雪路で雪を溝が噛むようにして圧縮して雪道走行を可能にしています。

スノータイヤとの比較では圧雪や凍結路面には強いが深い雪や水分の多い雪に対しては走行性が劣ります。

その為積雪が固まっている道ではスタッドレスタイヤでの走行はできますが、短時間に大雪が降る「ゲリラ豪雪」には対応できないと予測できます。

 

チェーン装着

 

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タイヤチェーン無装着による雪道での立ち往生車への罰金が実施される前に、チェーン装着方法をマスターしませんか。

最近はスタッドレスタイヤの普及でチェーン装着の方法を知らない運転者も多いようです。

短時間に大雪が降る「ゲリラ豪雪」に対応できるように、速やかなチェーン装着方法をマスターしましょう。

チェーンには金属チェーンと非金属チェーンがあります。

非金属チェーンは安価で場所も取らないので普及しています。

金属チェーンはアスファルト道路の高速走行で切れやすいので注意が必要です。

また、車体やホイールを傷つけることがあります。

非金属チェーンは金属チェーンよりもスピードを出して走行できます。

只、アイスバーンでの走行は金属チェーンには劣ります。