節分のいわし飾りはいつまで飾るの?なぜ食べるのか
節分いわしという言葉を聞いたことはありませんか。
節分いわしとは、焼いたイワシの頭を柊の枝に刺して作る「柊鰯(ひいらぎいわし)」のことです。
節分には「豆まき」をしたり「恵方巻」を食べたり「柊鰯(ひいいらぎいわし)」を門口に挿して魔除けとしたりなどいろいろな行事があります。
節分とは、各季節の始まりの日の前日になります。
各季節の始まりの日は立春・立夏・立秋・立冬です。
季節を分ける意味がある節分は立春・立夏・立秋・立冬の前日です。
江戸時代以降では立春の前日の節分だけが伝統的な行事として残っています。
節分の行事では豆まきが一般的に知られています。
「福は内 鬼は外」と声を出しながら福豆を撒いてから、年齢の数だけの豆を食べます。
年齢の数だけ豆を食べるのは厄除けの意味があります。
「恵方巻」を歳徳神(としとくじん)がいる方角を向いて食べるのは幸せを呼び込むためです。
「節分いわし」を門口に挿すのは邪気除けの意味があります。
節分の日にこのような行事を行うのは、立春・立夏・立秋・立冬の変わり目には邪気(鬼)が生じるからです。
邪気(鬼)を追い払うための悪霊払いの行事が「豆まき」や「柊鰯」で、福の呼び込みが「恵方巻」になります。
次に、「柊鰯」の節分のいわし飾りはいつまで飾るの?なぜ食べるのかなどについて紹介します。
節分の「節分いわし」
節分には3つの行事があります。
「豆まき」・「節分いわし」・「恵方巻」です。
「豆まき」は子供のころからの行事なので親しみがありますが、「節分いわし」は忘れられている地域もたくさんあるようです。
「恵方巻」は1990年代から全国的に広がったので若い人は親しみがありますが、中高年には馴染みがない風習ではないでしょうか。
節分いわしともいわれる「柊鰯(ひいらぎいわし)」由来は、節分の日の邪気(鬼)払いです。
節分に魔除けとして使われる節分いわし(柊鰯)は、柊の小枝に焼いた鰯の頭を刺したものです。
節分の日には柊鰯を門口に挿して邪気(鬼)を払います。
地域によって呼び名は変わります。
西日本では、「やいかがし(焼嗅)」・「やっかがし」・「やいくさし」などとも呼ばれています。
節分いわしとは
柊の小枝に焼いた鰯の頭を刺した「節分いわし(柊鰯)」にはどのような邪気払いの力があるのでしょうか。
・柊の葉の棘が鬼の目を刺すので門口から鬼が入れない
・塩鰯を焼く臭気と煙で鬼が近寄らないと言う邪気払いの力があります。
地域によっては、鰯の臭いで鬼を誘って柊の葉の棘が鬼の目を刺すと考えられてもいます。
立春・立夏・立秋・立冬の変わり目の節分くる邪気(鬼)を、柊のトゲと鰯の臭気で払います。
最近では「柊鰯」を門口に刺す風習は、「豆まき」や「恵方巻」に比べると廃れているようです。
「豆まき」や「恵方巻」と一緒に節分いわし(柊鰯)も試しませんか。
福が呼び込めるかもしれませんね。
節分いわしの期間
節分に節分いわし(柊鰯)を作って門口に挿して邪気払いをしませんか。
節分いわし(柊鰯)を作る材料は、鰯の頭1つと柊の葉がついた枝1本です。
柊の枝は大きいのではなく20~30cmサイズにします。
節分いわし(柊鰯)の作り方は、
・鰯の頭をこんがりと焼きます
・柊の枝に焼いた鰯の頭を刺します。
節分いわし(柊鰯)は玄関先に挿します。
挿すところがなければ玄関に立てかけるか置いてください。
節分いわし(柊鰯)を節分の日からいつまで飾るのかについては地域性があります。
期間については節分いわし(柊鰯)の行事をしている家庭を参考にした方が良さそうです。
一般的な期間には、
・小正月の翌日から節分の日まで
・節分の日だけ
・節分の日から2月末日まで
・節分の日から次の節分の日の前日までの1年間などがあります。