手の指がピリピリ痛い原因と疑われる病気、対処方法
指がピリピリ痛い病気には、
・足根管症候群(そくこんかんしょうこうぐん)・うつ病・糖尿病性ニューロパチー
・甲状腺機能低下症・パニック障害・脳梗塞・膠原病・脊髄腫瘍
・閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)
・異常免疫グロブリン血症・多発性硬化症などがあります。
手や足の先端部のしびれには注意が必要です。
血管が何らかの異常で血液が指先に充分に届かない状態になるケースもあります。
指先に血液が届かないと最悪では細胞組織が壊死します。
手の指先・つま先・足裏などにしびれや痛みが出たら、病院での診察をおススメします。
次に指がピリピリ痛い病気の足根管症候群などの紹介をします。
足根管症候群
指がピリピリ痛い病気では足根管症候群(そくこんかんしょうこうぐん)があります。
足根管症候群になると、初期の段階では示指と中指にしびれと痛みがでます。
最終段階になると母指(親指)から環指の母指側の3本半の指がしびれます。
足根管症候群は明け方にしびれと痛みが強くなる傾向があります。
目を覚ますと手がしびれて痛みます。
このとき、手を振って指を曲げ伸ばしするとしびれや痛み症状が軽減します。
足根管症候群では手のこわばり感もあります。
足根管症候群の症状が悪化すると母指の付け根がやせて母指と示指で丸ができなくなります。
日常生活では、縫い物や細かい仕事ができなくなります。
足根管症候群の原因と診断
指がピリピリ痛い足根管症候群の原因は不明です。
・骨折などのケガ・仕事での指の使い過ぎ・スポーツでの手の使い過ぎ
・透析をしている人・妊娠中の女性・出産期の女性・更年期の女性などが発症します。
腫瘍や腫瘤などでも手根管症候群になることがあります。
キーボードやスマホなどのOA通信機器の使い過ぎなどで痛くなる人も多いようです。
病院での診断では、
・手首(手関節)を打腱器などでたたいて“しびれと痛み”が指先に響くか診ます。
・手首(手関節)を直角に曲げて手の甲をあわせて保持して、1分間以内に“しびれと痛み”が悪化するかどうかを診ます。
・母指球の筋力低下や筋萎縮を診ます。
足根管症候群の改善と治療
生活習慣を原因とした足根管症候群で指がピリピリ痛い場合は、キーボードやスマホなどでの指の使い過ぎを改善します。
足根管症候群の症状は整形外科医での治療をおススメします。
手根管症候群の治療では、
・消炎鎮痛剤やビタミンB12などの飲み薬・塗布薬・仕事の軽減
・シーネ固定などの局所の安静・腱鞘炎対策での手根管内腱鞘内注射などが行われます。