木枯らし一号の条件や定義。東京だけ?二号はある?

木枯らしは太平洋側の地域で初冬に吹く風です。

気象庁では関東地方と近畿地方の木枯らし一号の日付がまとめられています。

 

次に、木枯らしの仕組みや木枯らし一号の条件や木枯らし二号の紹介をします。

 

木枯らし

 

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木枯らしは凪とも言われる風です。

木枯らし(こがらし)といわれるのは、日本の太平洋側地域で晩秋から初冬の間に北から吹く風速8m/s以上の西北西の風になります。

木枯らしは、冬型の気圧配置になったことを示す現象です。

ユーラシア大陸から日本に向かって吹いてくる冬の季節風は、日本海を渡る時に水分を含みます。

水分を含んだ季節風は、日本列島の中央部の連山にぶつかります。

日本列島中央部の連山の日本海側では、水分を含んだ季節風が時雨となって雨や雪を降らせます。

水分を失った季節風は山を越えた太平洋側では乾燥した風になります。

太平洋側に乾燥した風が吹き抜けることによって木枯らしになります。

 

木枯らし一号

 

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気象庁には木枯らし一号の条件があります。

木枯らし二号や木枯らし三号はあるのでしょうか。

気象庁では1980年から関東地域の木枯らし一号の認定をしています。

1987年からは近畿地方の木枯らし一号の認定をしています。

木枯らし一号は、10月半~11月末にかけて西高東低の冬型の気圧配置になった時に、北から吹く風速8m/s以上の風です。

「木枯らし二号」や「木枯らし三号」もあり得るが、気象庁からの発表は行われていません。

気象庁からの「木枯らし一号」の発表は関東地方(東京)と近畿地方(大阪)からだけです。

次に、2010年から関東地方と近畿地方に木枯らし一号が吹いた日を紹介します。

関東地方は、

・2010年―10月26日・2011年―10月26日・2012年―11月18日

・2013年―11月11日・2014年―10月27日・2015年―10月24日

・2016年―11月9日です。

近畿地方は、

・2010年―10月26日・2011年―10月25日・2012年―10月29日

・2013年―11月4日・2014年―10月27日・2015年―10月25日

・2016年―10月29日です。

 

木枯らし二号

 

木枯らし一号の条件は、10月半~11月末にかけて西高東低の冬型の気圧配置になった時に、北から吹く風速8m/s以上の西北西の風です。

気象庁では、関東地方と近畿地方の木枯らし一号の日付を毎年発表しています。

木枯らし二号もありますが、気象庁からは発表されていません。

木枯らしとは、日本の太平洋側地域で晩秋から初冬の間に北から吹く風速8m/s以上の西北西の風です。

木枯らし二号も木枯らし一号と同じく、西高東低の冬型の気圧配置になった時に、北から吹く風速8m/s以上の風ですね。