カタバミとクローバーの違い、見分け方。カタバミの花言葉や食べ方
カタバミとクローバーの違いが分かりますか。
カタバミのことや、クローバーの違いを分かるために概要を紹介します。
カタバミの美味しい使い方がわかれば、サラダ料理などで美味しく食べられます。
カタバミは、クローバーと同じく、平地の野原や公園の広場などによく群生している植物です。
カタバミとクローバーは似ているので、間違って呼ばれていることも多いとされています。
カタバミは、物凄い繁殖力がある多年草です。
南米やアフリカ原産地と考えられているカタバミは、中世にはすでに世界各地に分散していたようです。
カタバミの種類は、世界で850種ほどだと考えられています。
園芸種として植栽されているカタバミの品種もありますが、物凄い繁殖力なので野生種は駆除が大変な雑草として扱われています。
次に、カタバミとクローバーの違い・カタバミの効能とサラダ料理、などの紹介をします。
カタバミ
カタバミとクローバーの違いをわかるために「カタバミ」の概要を紹介します。
カタバミの漢字表記は「酢漿草」・「片喰」・「傍食」になります。
カタバミは、カタバミ科カタバミ属の多年草です。
カタバミの他にも、「かがみぐさ」・「すいば」・「しょっぱぐさ」・「すずめぐさ」・「ねこあし」・「もんかたばみ」などの呼び名があります。
中国では、「三葉酸草」・「老鴨嘴」・「酸味草」・「満天星」などと呼ばれているようです。
カタバミは家紋に使われていて、「片喰紋(かたばみもん)」・「酢漿草紋(かたばみもん)」などがあります。
平安時代に車紋として使用された記録があります。
カタバミは繁殖力が強く、一度根付くと絶やすことが困難であることで「(家が)絶えない」に通じることから家紋に選ばれた理由だと考えられています。
武家の間では、家運隆盛・子孫繁栄の縁起担ぎとして家紋の図案に使われたようです。
「片喰紋」・「酢漿草紋」は、日本の十大家紋の一つに数えられています。
カタバミの葉は、ハート型の3枚が尖った先端を寄せ合わせた形になっています。
三出複葉ですが頂小葉と側小葉の区別はつきづらいです。
カタバミは、マメ科のクローバー(シロツメクサ)とよく間違われます。
カタバミとクローバーでは葉の形が違います。
カタバミは、春から秋にかけ花びらが5弁の黄色の花を咲かせます。
カタバミの花言葉は「輝く心」です。
次に、クローバーのこと・カタバミの効能とサラダ料理、などの紹介をします。
クローバー
カタバミとクローバーの違いをわかるために「クローバー」の概要を紹介します。
クローバーの日本名はシロツメクサです。
シロツメクサの漢字表記は「白詰草」になります。
クローバーの原産地はヨーロッパで、花期は春から秋になります。
「白詰草」の名称は1846年(弘化3年)に、オランダから献上されたガラス製品の包装に緩衝材として詰められていたことに由来しているとされています。
明治時代以降、家畜の飼料用として導入されたものが野生化して帰化植物になっています。
クローバーの葉は3小葉からなる複葉ですが、4小葉やそれ以上のものもあります。
4小葉のクローバーは、幸運の「四つ葉のクローバー」として珍重されています。
クローバー(シロツメクサ)は、根粒菌の作用により窒素を固定することなどから緑化資材にも用いられています。
雑草防止・土壌浸食防止等に利用されることも多いようです。
クローバーは葉の形状が丸く白い線があります。
カタバミとクローバーの違いは葉でよくわかります。
カタバミの葉はハート型なのに対して、クローバーの葉は丸い形状です。
しかし、ロゴマークなどで葉の形状を誤解してハート型で描くことでクローバーを描いたつもりがカタバミとなっているケースもあります。
有名なロゴでは、“ももいろクローバーZのロゴ”などがあります。
クローバー同様に、カタバミにも4葉や6葉といった多葉変異体が発生します。
次に、カタバミの効能とサラダ料理、などの紹介をします。
カタバミの効能とサラダ料理
カタバミとクローバーの違いは葉を見ればわかります。
カタバミはハート型の葉で、クローバーは丸い型です。
カタバミをサラダ料理に使う人もいるようです。
カタバミには、「酢漿草(サクショウソウ)」という生薬名があります。
消炎・解毒・下痢止めなどの作用があるとされています。
臨床実験では肝炎にも効果があったなどの研究報告もあるようです。
民間療法ではカタバミの絞り汁は虫さされに効果があると考えられています。
カタバミはビタミンCが豊富だということで、英語圏やインドでは「食べられる雑草」として認知されているようです。
酸味のあるカタバミをサラダには、オリーブオイル・酢・塩・コショー・蜂蜜で作ったドレッシングが美味しいです。
カタバミのサラダのクセになる酸味が好きという人もいます。
身近な雑草を美味しく食べませんか。