「お蔵入り」は蔵に入れない?正しい使い方、例文など

「お蔵入り(おくらいり)」と聞いたらどのような意味だと思いますか?

「お蔵入り(おくらいり)」とは、計画されていた事柄が何らかの理由により中止・取り止めとなって世間の目に触れないまま棚上げになる状況を指しています。

 

次に、お蔵入りの意味や語源・お蔵入りの主な使われ方・「お蔵になる」の例文、などの紹介をします。

 

お蔵入りの意味や語源

 

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お蔵入りの意味は、計画されていた事柄が中止になって、世間の目に触れることなくなることです。

お蔵入りの語源については諸説あります。

有力だと考えられているのは、蔵にしまいこみ、日の目を見ることがないからだという説です。

他には、最終公演日である「千秋楽」の「楽」を逆さまにして読んだことからという説です。

「千秋楽」の「楽(らく)」を逆さまに読んで、本来よりも早く千秋楽を迎えたことを「くら」と呼んだからという説になります。

 次に、お蔵入りの主な使われ方・「お蔵になる」の例文、などの紹介をします。

 

お蔵入りの主な使われ方

 

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お蔵入りの意味は、中止になった事柄が世間の目に触れなくなったことになります。

「お蔵入り」という表現は、映画・テレビ・書物・楽曲などでよく使われるようです。

映画・テレビ番組・書籍・楽曲などで「お蔵入り」と呼ぶときは、一旦製作されたにもかかわらず出版・放送されない場合です。

一度公に出た作品については、基本的に「お蔵入り」とは呼びません。

「お蔵入り」と呼ぶ理由については、いろいろ考えられます。

・製作後の社会情勢の変化で発表が困難になったケース。

製作後の直近に、テロ・紛争や誘拐・殺人などの凶悪事件・巨大地震・火山噴火・大津波他が発生した場合などがあります。

社会情勢を考慮して放送することはふさわしくないと判断して、放送延期や放送自体を中止にする場合も多くあるようです。

製作後に内容に問題があることが発覚した場合も「お蔵入り」になります。

制作後に作品に関連する不祥事が発生した場合などです。

制作されたが、買い手が付かなかったケース・各種団体による抗議や圧力を考慮した・金銭及び権利問題が終結しない、などもあります。

制作者の自主的な判断で「お蔵入り」にすることもあります。

次に、「お蔵になる」の例文を紹介します。

 

「お蔵になる」の例文

 

お蔵入りの意味は、映画・テレビ番組・書籍・楽曲などは、製作後に出版・放送されないことになります。

「お蔵になる」の例文を紹介します。

・録音した音源を「お蔵入り」させます

・あの映画は未編集のまま「お蔵入り」になるそうです

・制作した数本は、番組売り切りで「お蔵入り」になってしまった

・せっかくプランを練ったのに「お蔵入り」になりました

・組み立ててから10年も「お蔵入り」していた作品です、などがあります。