月にクレーターが多い理由。なぜ月にうさぎのイラストが多い?
月の表面は凸凹しています。
月の表面の凸凹はクレーターだとされています。
月にクレーターが多い理由を知っていますか。
月にはうさぎのイラストが多いですが、クレーターと関係があるのでしょうか。
月のうさぎのイラストは海外にもあるのでしょうか。
月は英語表記で「Moon」・ドイツ語表記で「Mond」・フランス語表記で「Lune」です。
月は太陽系の中で地球に最も近い自然の天体で、地球の唯一の衛星とされています。
太陽系の衛星中で5番目に大きく、人類が到達したことのある唯一の地球外天体でもあります。
地球から見て太陽に次いで明るい天体が月で、白色に光って見えますが自ら発光しているのではなく太陽光を反射したものです。
古くは太陽に対して太陰とも言われていました。
また、太陽の日輪に対して月輪(がちりん)とも言われていました。
太陽系の衛星を比べると、他の衛星と比べても月は大きいです。
惑星に対する衛星の直径比率で言えば、月は地球の約1/4あります。
月は母惑星地球に対し不釣合いなほど大きな衛星で、月の直径は3474kmです。
月の直径は、木星の衛星ガニメデ(5262km)・土星の衛星タイタン(5150km)・木星の衛星カリスト(4800km)・イオ(3630km)の次ぎになります。
次に、月にクレーターが多い理由・月とうさぎとクレーター・月のうさぎのイラストは海外にも多い?などの紹介をします。
月とクレーター
月にクレーターが多い理由が気になりませんか。
月の写真を見るとクレーターが沢山あるのが確認できます。
クレーターは、隕石などが月にぶつかってできた跡です。
どうして?月にはそんなにも隕石がぶつかった跡があるのでしょうか。
地球には数えるほどしか隕石の跡が残っていないのが疑問ですね。
地球には月にないものがあります。
月にはなく、地球にはあるものは「大気」です。
地球に「大気」があるために、小さな隕石なら大気との摩擦で地表に落ちる前に燃え尽きてしまいます。
大気がある地球には風もあります。
風により地上の土埃などは飛ばされてしまうことから、地球にクレーターができても徐々に風化していきます。
地球には「水」もあります。
水がある地球では雨が降るので、雨が地上にできたクレーターを洗い流すこともあります。
また、クレーターが池などに姿を変えてしまうこともあります。
地球には火山による「火山灰」もあります。
「火山灰」はクレーターを見えなくしてしまいます。
地球にはプレート運動もあります。
地球の巨大な動きで、地表のクレーターは消え去ることもあります。
次に、月とうさぎとクレーター・月のうさぎのイラストは海外にもある?などの紹介をします。
月とうさぎのイラスト
月にクレーターが多い理由は、地球のような大気・風・水・火山灰などがないからです。
太陽系初期には、地球にも多くの隕石が降り注いできたと考えられています。
しかし、大気・風・水・火山灰・プレート運動などの影響で、地球のクレーターの多くは消し去られたと考えられています。
月には大気・風・水・火山灰などがないので、クレーターがそのまま残っています。
月にうさぎのイラストが多いのは、「月に兎がいる」という伝承にまつわる伝説が影響しているというのが有力な説です。
中国では「玉兔(イートゥー・ぎょくと)」や「月兔(ユェトゥー・げつと)」 などと呼ばれます。
月の影の模様がうさぎ(兎)に見えることから、「月には兎がいる」という伝承はアジア各地で古くから言い伝えられています。
うさぎ(兎)の横に見える影は臼(うす)であるともされています。
日本では、うさぎ(兎)が餅をついている姿とされています。
餅搗き(もちづき)と望月を掛けたという説もあります。
昔の人は月のクレーターがうさぎ(兎)に見えたのですね。
次に、月のうさぎのイラストは海外にもある?などの紹介をします。
月のうさぎのイラストと海外
月にクレーターが多い理由は、大気・風・水・火山灰がないからです。
月とうさぎ(兎)のイラストは、「月には兎がいる」という伝承が影響しているとされています。
日本では、月のクレーターがうさぎ(兎)の餅つきに見えますが、月のクレーターをうさぎ(兎)とするのは日本だけでしょうか。
海外では月のクレーターはどんなに見えているのか気になりますね。
日本では「餅をつくうさぎ」ですが、中国では「薬草を挽くうさぎ」のようです。
南アフリカは「ろば」や「ワニ」・北アメリカインディアンやインドは「ワニ」です。
アラビアは「ほえるライオン」・東ヨーロッパや北アメリカは「髪の長い女性」です。
インドネシアは「女性が編み物をしている姿」です。
ベトナムは「大きな木とその下で休む男の姿」です。
オランダは「悪行の報いとして幽閉された男の姿」に見えるようです。