ラジオ体操に第1と第2がある理由と違い
夏休みの時期になるとラジオ体操を思い出す人も多いのではないでしょうか。
中高年の中には、楽しい夏休みのラジオ体操を懐かしんでいる人も多いようです。
国民の体力向上と健康の保持や増進を目的とした一般向けの体操として、ラジオ体操はつくられました。
ラジオ体操は、体操用音楽をピアノ伴奏にのせて体操の指導を行うラジオ番組になります。
一般的なラジオ体操は、NHK(日本放送協会)で1928年に放送が開始されたラジオ番組になります。
現代では、ラジオ体操を取り扱うテレビ番組の「テレビ体操」もあります。
「テレビ体操」は、1957年10月7日に放送が開始されているようです。
次に、ラジオ体操のこと・ラジオ体操第一・ラジオ体操第一の運動・ラジオ体操 第一と第二の違い、などの紹介をします。
ラジオ体操第一
ラジオ体操 第一と第二の違いを分かるために「ラジオ体操第一」の概要を紹介します。
ラジオ体操第一は、1951年制定です。
1951年の5月6日に放送開始されています。
現在のラジオ体操第一は3代目になります。
ラジオ体操第一の初代の作曲は「福井直秋」です。
ラジオ体操第一の2代目と3代目の作曲は「服部正」です。
ラジオ体操第一は、老若男女を問わず誰でもできることにポイントを置いた体操になっています。
小学校から工場など、広く使われているラジオ体操で、一般的にラジオ体操といえば第一のことを指すことが多いようです。
ラジオ体操第一の運動
ラジオ体操 第一と第二の違いを分かるために、ラジオ体操第一の運動順序を紹介します。
1-背伸びの運動
2-腕を振ってあしをまげのばす運動
3-腕をまわす運動
4-胸をそらす運動
5-からだを横にまげる運動
6-からだを前後にまげる運動
7-からだをねじる運動
8-腕を上下にのばす運動
9-からだを斜め下にまげ、胸をそらす運動
10-からだをまわす運動
11-両あしでとぶ運動
12-腕を振ってあしをまげのばす運動
13-深呼吸の運動
以上になります。
次に、ラジオ体操 第一と第二の違いを紹介します。
ラジオ体操 第二
ラジオ体操 第一と第二の違いを分かるために「ラジオ体操第二」の概要を紹介します。
ラジオ体操第二も、現在は3代目になります。
ラジオ体操第二は、1952年制定で、同年の6月16日に放送が開始になっています。
ラジオ体操第二の初代の作曲は「堀内敬三」です。
2代目の作曲は「深海善次」です。
3代目の作曲は「團伊玖磨」になります。
ラジオ体操第二は、職場向けとして制定された体操になります。
体を鍛えて筋力を強化することにポイントを置いている体操なので、ややテンポの速いメロディになっています。
ラジオ体操第一よりも第二の方が運動量は多くなっています。
ラジオ体操第二は、主に小学校高学年から高等学校や青壮年の間で使われています。
ラジオ体操第二の最大の特徴は、ボディビルダーを連想させる独特のポージングがあります。
跳躍動作も多く取り入れられている体操で、全体的にはラジオ体操第一を踏襲しつつもより複雑な動作で構成されています。