5円玉と50円玉に穴が開いている理由。海外の硬貨で穴開きはある?
50円玉硬貨の穴の理由や、5円玉硬貨の穴の理由が気になったことはありませんか。
硬貨に穴が開いているとヒモで結んで束ねる時に便利ですが、海外にも穴の開いた硬貨があるのでしょうか。
世界中の国に硬貨がありますが、日本で製造されている硬貨は1円・5円・10円・50円・100円・500円の6種類になります。
貨幣の製造及び発行の権能は、日本国政府に属しています。
一般的な1円~500円までの6種類の硬貨の他にも記念硬貨もあります。
硬貨は、通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律により「貨幣」と規定されていますが、本位貨幣ではなく補助貨幣的な性質を持っています。
昭和63年(1988年)3月末以前発行の硬貨は、臨時通貨法に基いて発行された臨時補助貨幣でした。
昭和63年4月以降は通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律の附則第8条により「貨幣とみなす臨時補助貨幣」として位置付けられています。
硬貨は紙幣とは違い、法貨としての強制通用力は同一額面20枚までと限られています。
強制通用力は20枚なので、一度の決済に同一額面の硬貨を21枚以上提示した場合には、相手から受け取りを拒否されることがあります。
次に、50円玉に穴が開いている理由・5円玉に穴が開いている理由・硬貨に穴が開いている貨幣は海外にもあるのかなどの紹介をします。
50円玉の穴の理由
50円玉に穴が開いている理由を説明する前に、50円硬貨の概要を紹介します。
50円硬貨の外径は21mm・孔径は4mmです。
硬貨の厚さは約1.7mmで重さは4gになります。
銅が1000分中750で、ニッケルが1000分中の250の白銅です。
50円硬貨の表面は、一重菊・「日本国」・「五十円」です。
裏面は、「50」と年号です。
50円硬貨の周囲は溝付きになっています。
50円硬貨に穴が開けられている理由は、他の硬貨と区別するため・偽造防止のため・原材料を節約するためだとされています。
次に、5円玉に穴が開いている理由・硬貨に穴が開いている貨幣は海外にもあるのかなどの紹介をします。
5円玉の穴の理由
50円玉に穴が開いている理由には他の硬貨と区別するためがあります。
5円玉に穴が開いている理由を説明する前に、5円硬貨の概要を紹介します。
五円硬貨の外径は22mm・孔径は5mmです。
硬貨の厚さは約1.5mmで重さは3.75gになります。
銅が1000分中の600以上700以下で、亜鉛が1000分中の300以上400以下の黄銅です。
5円硬貨の表面は、稲穂・穴周辺に歯車・横線は海(川、湖沼)と「五円」です。
裏面は、木の芽・「日本国」・年号です。
5円玉に穴が開いている理由も50円玉と同じようです。
他の硬貨と区別するため・偽造防止のため・原材料を節約するためだとされています。
次に、硬貨に穴が開いている貨幣は海外にもあるのかなどの紹介をします。
海外の穴の開いた硬貨
50円玉に穴が開いている理由と5円玉に穴が開いている理由は同じのようです。
他の硬貨と区別するため・偽造防止のため・原材料を節約するためです。
硬貨に穴が開けられているのは海外にもあるのでしょうか。
パプアニューギニア・エジプト・スペイン・フィリピン・デンマーク・ノルウェーなどの国にあるようです。
・パプアニューギニアの「キナ」
・エジプトの「ピアストル」
・スペインの「ペセタ」
・フィリピンの「センタボ」
・デンマークの「クローネ」
・ノルウェーの「クローネ」などです。