接着剤がくっつく仕組み。瞬間接着剤はなぜ固まる?

接着剤(せっちゃくざい)がくっつく仕組みを知っていますか?

瞬間接着剤は、なぜ固まるのか気になる人も多いようです。

接着剤の英語表記は「Adhesive」や「Glue」になります。

接着剤は、物と物をつなぐために使われる物質です。

接着剤の一種には、塗料やラミネート・シーリング材などもあります。

塗料やシーリング材が接着剤に含まれるのは、片面を接着するという機能があるからです。

日本の接着剤は、家庭用品品質表示法の適用対象になっています。

雑貨工業品品質表示規程に、接着剤の定めがあります。

 

次に、接着剤がくっつく仕組み・瞬間接着剤はなぜ固まる・接着剤のいろいろ、などの紹介をします。

 

接着剤がくっつく仕組み

 

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接着剤がくっつく仕組みは「濡れているから」です。

物の表面は凸凹しています。

凸凹している表面の物と物をくっつけるときには水分が重要役割をしているようです。

物をくっつける際には表面の凸凹の隙間を埋める必要があります。

物と物の表面の凸凹の隙間を埋める手助けをするのが水になります。

凸凹の隙間を埋めるように入り込んだ水の分子と、くっつける物の分子が極端に近づくと電気が生まれて「ファンデルワールス力」という引き合う力が発生します。

水で濡れている状態だと、少し動かしただけで離れてしまうので接着剤を使います。

始めは液体でもスグに固体になる接着剤が、物と物がくっついている状態を維持します。

物が濡れて分子が近づいて「ファンデルワールス力」が働いている状態を、固体になった接着剤がキープして物同士を強力にくっつけます。

次に、瞬間接着剤はなぜ固まる・接着剤のいろいろ、などの紹介をします。

 

瞬間接着剤はなぜ固まる?

 

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接着剤のくっつく仕組みのポイントは「ファンデルワールス力」の維持でした。

瞬間接着剤はなぜ固まるのでしょうか。

瞬間接着剤の原理やメカニズムも、分子同士が引き合う力の「分子間力」です。

分身間力で身近なものには「静電気力」があります。

「静電気力」は、プラスの電荷とマイナスの電荷が引き合う力です。

瞬間接着剤の分子間力は「静電気力」ではありません、電荷に影響されない「ファンデルワールス力」という分子間力になります。

瞬間接着剤を凸凹の表面に付けると、瞬間接着剤が凸凹の間に入り込んで凸凹を埋めてしまします。

瞬間接着剤には「シアノアクリレート」という化合物が含まれています。

「シアノアクリレート」が、分子同士が接続するのをサポートします。

瞬間接着剤の原理である、「シアノアクリレート」を介して結合すると、チョットの刺激では分身間力を引きはがすことはできません。

次に、接着剤のいろいろを紹介します。

 

接着剤のいろいろ

 

接着剤のくっつく仕組みは分子間力です。

瞬間接着剤がなぜ固まるのでしょうか。

瞬間接着剤に含まれている「シアノアクリレート」が、分子同士が接続するのをサポートしています。

接着剤を使った結合の長所を紹介します。

・接着剤は、接着しようとする物について、さまざまな種類に対応します。

・種類が異なる被着材同士を接合することができます。

・被着材(接着するもの)がどんな形をしているかに左右されません。

・面と面を接合させるので応力を分散させることができます。

・軽くて仕上がりがキレイ

・接着剤は大量生産することができる。

・気密性や水密性がある。

・接着剤の成分処方を変えることで様々な機能を加えられる、などがあります。