風景、景色、光景、景観の違い、意味、使い分け方
風景・景色・光景・景観の違いが分からなければ安心して使えませんね。
「景」を使った言葉はたくさんあります。
次に「景」を使った二字熟語・三字熟語・四字熟語・五字熟語を紹介します。
「景」を使った二字熟語には、借景・修景・遠景・佳景・奇景・近景・景気・景教・景況・景仰などがあります。
「景」を使った三字熟語には、景観法・景況感・景曲体・景表法・雨景色・空景気などがあります。
「景」を使った四字熟語には、近江八景・金沢八景・軍需景気・価格景気・岩戸景気などがあります。
「景」を使った五字熟語には、景品交換所・景品表示法・日本新八景・街角景況感などがあります。
「景」を使った六字熟語には、富嶽三十六景・歴史的景観権・宇宙背景放射・景気動向指数などがあります。
次に、風景・景色・光景・景観の違いと、使い分け方の紹介をします。
風景と景色
風景・景色・光景・景観の違いが分かるために「風景」と「景色」の概要を紹介します。
「風景」のことは、目に映る広い範囲の眺め・ある場面の情景・ありさま、などと辞書に説明されています。
風景を使った例には、田園風景・海辺の風景・のどかな農村の風景・親子の風景・険しい山岳の風景・うっそうとした森の風景・お花畑の風景などがあります。
「景色」の意味は、観賞の対象としての自然界の眺めになります。
冬景色・雪景色・雄大な景色・朝の爽快な景色・電車から見える景色・飛行機から見える景色などがあります。
「風景」と「景色」の意味を調べると一緒のような印象を受けますが、微妙な違いがあるようです。
「風景」は目に映った眺めなので、いろいろな場面やいろいろな情景も風景になります。
「景色」は鑑賞の対象としてのニュアンスが強いので主に自然界に対して使うことが多くなります。
光景と景観
風景・景色・光景・景観の違いが分かるために「光景」と「景観」の概要を紹介します。
「景」という文字には「光」という意味も含まれています。
「光景」は、目の前に広がる景色・眺め・ある場面の具体的なありさまになります。
「光景」を使った例では、思いがけない光景・信じられない光景・哀れな光景などがあります。
「光景」は自然界のことだけでなく自然の情景以外にも使われます。
「景観」は、日常生活で情景という意味で使われる言葉で、優れた風情のある景色・風景・眺めなどです。
風景・景色・光景・景観のまとめ
風景・景色・光景・景観の意味をまとめます。
「風景」は、眺める対象の自然の様子・街の様子・人の様子などです。
「景色」は、眺める対象としての自然の山・海・川・森などです。
「光景」は、目の前に見える具体的な状況やありさまになります。
「景観」は、優れた景色・風景・眺めなどです。