おかんむりの意味、由来、使い方。由来は冠をぬぐ?冠を曲げる?
「おかんむり」という言葉を聞いたことがありますか?
「おかんむり」を漢字表記すると「お冠」になります。
“社長がお冠のようだ“などと部長たちがひそひそ話しているのを聞いたことはありませんか?
次に、お冠(おかんむり)の由来・おかんむりの意味・おかんむりとご立腹の違い・お冠の類語などの紹介をします。
お冠(おかんむり)の由来
お冠(おかんむり)の由来は不機嫌な様を表す状況から来ているようです。
お冠(おかんむり)とは怒っている様子や機嫌が悪い様子を意味する言葉になります。
古代の貴族は、上役に反抗する際や天皇に抗議をする際には冠(かんむり)をわざとズラして被ったようです。
冠をズラして被ることは忠誠を欠くことです。
機嫌が悪いさまや不満なさまを「冠を曲げる」と言ったとされています。
冠をズラして被ることから、不機嫌なさまをお冠(おかんむり)と言うようになりました。
現在では、特に目上の人が機嫌が悪い様を表現する言葉として使われています。
次にお冠(おかんむり)の意味と使い方・お冠(おかんむり)とご立腹の違い・お冠の類語などの紹介をします。
おかんむりの意味と使い方
お冠(おかんむり)の由来は、古代の貴族が上役に反抗する際や天皇に抗議をする際に冠(かんむり)をわざとズラして被ったことからきています。
現在でのお冠(おかんむり)の意味は、 目上の人が機嫌が悪い様を表現する言葉になります。
お冠(おかんむり)の使い方例では、
・「彼女の気にさわったようで、すっかりお冠(おかんむり)でした」
・「役員の不手際で問題が大きくなって、社長がお冠(おかんむり)のようです」などがあります。
次に、お冠(おかんむり)とご立腹の違い・お冠の類語などの紹介をします。
お冠(おかんむり)とご立腹
お冠(おかんむり)の由来は古代の貴族社会から来ているようです。
お冠(おかんむり)の意味は、怒っていること・機嫌が悪いことになります。
お冠(おかんむり)と似たような言葉に「ご立腹」があります。
「ご立腹」の意味は、怒りの感情をもっている様子になります。
「ご立腹」が生まれたのは、昔は気持ちや感情は腹で起きると思われていたことから来ていると考えられます。
お冠(おかんむり)とご立腹には厳密な違いはありません。
現在では、お冠もご立腹も、怒っていることや機嫌が悪い様子を指します。
お冠(おかんむり)の類語には、
・ご機嫌斜め・不機嫌・ヘソを曲げている・ふてくされる・
・むくれている・プンプンしている・ブチギレ・マジギレ
・激おこ・激怒・逆上・憤怒・激昂・激怒・憤慨・憤りなどがあります。