馬とロバの違い。他に掛け合わせた他の動物は?
「馬」と「ロバ」の違いを子供から聞かれたら、どのように答えますか。
「馬」と「ロバ」似ている動物ですが、違いを明確に答えることができません。
大きさだけでなく、「馬」と「ロバ」の違いを知っていると子供にも自慢できそうです。
次に、「馬」と「ロバ」の違い・交配するとどうなる?・他に掛け合わせた動物は?などの紹介をします。
「馬」
「馬」と「ロバ」の違いを分かるために「馬」の概要を紹介します。
「馬」は、ウマ目(奇蹄目)のウマ科のノウマの亜種になるようです。
「馬」は社会性の強い動物なので、野生の馬も家畜の馬も群れになる傾向があります。
馬は、古くから中央アジア・中東・北アフリカなどで家畜として飼われていました。
乗用や運搬や農耕などの使役用に役立っていました。
食用にもされていて、馬肉は「桜肉(さくらにく)」と呼ばれて人気があります。
馬の特徴は速力に優れていることです。
人を乗せてかなり速い速度で走ることができます。
実際のレースでの記録としては、クォーターホースの世界レコードでの時速換算で71km/h超があります。
少し距離が長くなるとサラブレッドが有利になり、1000mの世界レコードには時速68km/hの記録があります。
競走用の馬のサラブレッドの最高速度は87km/hだと言われているようです。
競走用クォーターホースの中には、容易に90km/hの速力を達成する馬もいるとされています。
「ロバ」
「馬」と「ロバ」の違いを分かるために「ロバ」の概要を紹介します。
「ロバ」の漢字表記は「驢馬」です。
ロバは哺乳綱奇蹄目ウマ科ウマ属ロバ亜属になります。
ロバの別名には「うさぎうま(兎馬)」というのがあります。
ロバは古代より家畜として使用されていました。
ロバは、現生ウマ科の中で一番小型ですが、力が強く記憶力も良いのが特徴です。
ロバには、乾燥した環境や山道などの不整地に強い特徴もあります。
家畜としては、比較的少ない餌で維持でき寿命が長いので重宝されています。
飼育環境によっては30年以上生きるロバもいるようです。
馬とロバには気質の違いがあります。
馬は好奇心が強くて社会性があり繊細な気質の動物です。
ロバは新しい物事を嫌う性格で図太い気質の動物です。
一般的にロバのコミュニケーションはウマと比較して淡白になります。
馬は多頭曳きの馬車を引いたり、馬術のように乗り手と呼吸を合わせることが得意です。
反してロバは、多頭曳きの馬車を引いたり、乗り手と呼吸を合わせるなどの作業は苦手です。
馬とロバの交配
「馬」と「ロバ」の気質の違いには社会性があります。
野生のウマは、序列のはっきりしたハレム社会を構成し群れを作って生活しています。
主に食料の乏しい地域に生息するノロバは恒常的な群れを作りません。
ロバの雄は縄張りを渡り歩き単独で生活しています。
しかし、豊富な食料がある地域のノロバはハレム社会を構成する場合もあるようです。
馬とロバを交配した動物には「ラバ」がいます。
「ラバ」の漢字表記は「騾馬」です。
「ラバ」は、雄のロバと雌のウマの交雑種の家畜になります。
北米・アジア・メキシコ・スペイン・アルゼンチンなどでラバが飼育されています。
雄のロバと雌のウマの交雑種は「ラバ」ですが、逆の組み合わせの動物もいます。
雄のウマと雌のロバの交雑種の家畜は「ケッテイ」と呼ばれています。
一般的に、「ケッテイ」と比べて「ラバ」は育てるのが容易だとされています。
「ラバ」は「ケティ」よりも体格も大きいのでより広く飼育されてきました。