大きい、高いの使い分け。効果は高い、効果は大きい?金額、比率は?
「大きい」と「高い」の使い分けに迷ったことはありませんか。
「所得が高い人ほど物に執着しない」と「所得が大きい人ほど物に執着しない」などどちらが正しいでしょうか。
「大きい」と「高い」のどちらを使用可能な場合もありますが、欧米人には背が高い人が多い・4Kテレビの金額は高い・大きい町にはコンビニも多い・画面が大きなテレビなど、「大きい」・「高い」の使い分けがハッキリしている場合もあります。
「リスク」などのように、英語と日本語を繋げる場合には迷ってしまいますね。
「リスクが大きい」と「リスクが高い」は、一般的にビジネスシーンでも使われています。
次に、「大きい」の意味・「高い」の意味・「大きい」と「高い」の使い分けなどの紹介をします。
大きい
「大きい」と「高い」の使い分けをするために「大きい」の意味を紹介します。
・ある物の形や容積や面積などが、広い空間や場所を占めている
・量や数が多い・程度がはなはだしい・規模が並を超えている・範囲が広い
・心が広い・度量がある・包容力がある・重要である・価値がある・年齢が上である
・成長している・大げさである・いばっている・偉そうだなどの意味があります。
「大きい」の用法には、「大きい家」は事実としての広さや大きさですが、「大きい顔をする」だと主観的・心理的な判断を表しています。
高い
「大きい」と「高い」の使い分けをするために「高い」の意味を紹介します。
・空間的に基準面よりかなり上にある・物の下端から上端までの差が大きい
・離れて上の方に位置している・はるか上方にある・前方に突き出ている
・音や香りが顕著である・高音である・音や声の振動数が多い・音や声が大きい
・世間に広く知れわたっている・香りが強い・序列・価値が上位にある
・地位・格式などが上位である・教養・能力などがすぐれている
・品位・品格がすぐれている・志向が高尚である・低俗なものを嫌う
・数量的に多い・金銭的に額が多い・程度を数値で表した時などの意味があります。
大きい・高い、の使い分け
「大きい」と「高い」の使い分けで困る名詞は、「可能性」・「割合」・「リスク」が多いですね。
「可能性が大きい」・「可能性が高い」や、「割合が大きい」・「割合が高い」や、「リスクが大きい」・「リスクが高い」などです。
リスクという言葉には、危険・危険性・危険度などの日本語の意味があります。
日本語の「危険」であれば「危険が大きい」となります。
「危険性」の場合は、「危険性が高い」になります。
「危険度」の場合も「危険度が高い」になります。
日本語であれば「大きい」と「高い」を使い分けられますが。
英語の「リスク」の場合は、「大きい」と「高い」の両方が使えます。