梅、桃、桜の違いと見分け方とそれぞれの開花時期
梅と桃と桜の違いを知らないと恥ずかしい思いをするかもしれません。
梅と桃と桜の開花時期を知っていれば、何回も花見を楽しめそうです。
次に、梅と桃と桜の違いや梅・桃・桜の開花時期などの概要を紹介します。
「梅」
梅と桃と桜の違いを知るために「梅」の概要を紹介します。
梅は、バラ科サクラ属の落葉高木になります。
花芽は桃と異なり、一節につき1個です。
桃に比べて開花時の華やかな印象がないようです。
梅の開花時期は、2月~4月頃になります。
梅の花は、1~3cmほどの5枚の花弁になります。
葉に先立って花を咲かせます。
梅の花の色は白・ピンク・赤になります。
葉は互生で先がとがった卵形で葉の周囲が鋸歯状になっています。
梅の樹木と花は主に鑑賞用になります。
実は梅干しなどへの加工や梅酒の材料になります。
梅には500種以上の品種があると言われています。
梅は大きく3系統に分類されます。
野梅系・緋梅系・豊後系です。
俳句では梅は春の季語になりますが、「早梅」・「寒梅」・「探梅(たんばい)」は冬の季語になっています。
次の、桃と桜の概要説明で開花時期も紹介します。
「桃」
梅と桃と桜の違いを知るために「桃」の概要を紹介します。
桃はバラ科モモ属の落葉小高木になります。
桃は、春に5弁・多重弁の薄桃色の花を咲かせます。
そして夏には、水分が多く甘い球形の果実を実らせます。
桃は中国を原産地としています。
桃は、食用・観賞用として世界各地で栽培されています。
桃の開花時期は3月下旬~4月上旬頃になります。
「桃の花」は春の季語になります。
桃の花は淡い紅色が多いですが、白色から濃紅色まで様々な色の花があります。
花柄は非常に短くて枝に直接着生しているように見えます。
観賞用の品種の花桃には、「源平桃(げんぺいもも)」・「枝垂れ桃(しだれもも)」などがあります。
花桃は庭木として観賞するだけでなく、華道も切り花として用いられています。
桃の実は球形で縦に割れているのが特徴で7月~8月に実ります。
「桃の花」は春の季語ですが、「桃の実」は秋の季語になります。
梅の開花時期は2月~4月頃で、桃の開花時期は3月下旬~4月上旬頃でした。
次に、桜の概要説明と桜の開花時期を紹介します。
「桜」
梅と桃と桜の違いを知るために「桜」の概要を紹介します。
桜はバラ科モモ亜科スモモ属の落葉樹になります。
桜は日本文化に馴染みの深く、花の開花時期には開花予報が発表されます。
春に白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かせます。
桜の花の下の宴会の花見は風物詩になっています。
各地に桜の名所があり、有名な一本桜も数多く存在しています。
縦に長い日本列島なので桜の開花時期は各地で違いますが、関東以西の平地では3月下旬から4月半ば頃が多くなります。
日本の年度が4月始まりであること・学校に多く桜の木が植えられていることから、人生の転機を彩る花にもなっています。
日本には固有種を含んだ基本種を基に100種類以上の自生種があります。
園芸品種も200種から、分類によっては600種ともいわれる品種が確認されています。
只、観賞用として植えられている桜の多くはソメイヨシノという品種になります。
桜の果実はサクランボまたはチェリーと呼ばれて世界中で広く食べられています。
サクラ全般の花言葉には、「精神の美」・「優美な女性」・「優れた教育」などがあります。