モヘアニットの毛が抜ける、毛玉対策とウール、アンゴラとの違い
モヘアニットの毛が抜ける、と困っていませんか。
ウールニットとモヘヤニットの毛玉対策とウール、アンゴラとの違いを知っていると悩みもスッキリ解消します。
次に、モヘアニットの毛が抜ける、原因・ウールニットとモヘアニットの毛玉対策とウール、アンゴラとの違いの紹介をします。
モヘアとモヘヤ
モヘアニットの毛が抜ける、悩みはありませんか。
ウールニットとモヘヤニットの毛玉対策とウール、アンゴラとの違いをしれば解決方法も見つかるかもしれません。
モヘヤは一般的にアンゴラヤギの毛になります。
ウールは一般的に羊の毛とされています。
ウール繊維のキューティクルは、うろこが鋭角で逆立っています。
ウールを触るとチクチクするのは、うろこが鋭角で逆立っているからです。
モヘヤ繊維のキューティクルは、繊維に対して平らで滑らかになっています。
モヘヤニットの肌触りが優しくてチクチクしないのは、キューティクルが平らで滑らかだからです。
ウール
モヘアニットの毛が抜ける、原因はキューティクルの形状でした。
ウールニットやモヘヤニットの毛玉対策とウール、アンゴラとの違いを知っていると悩みも解消します。
次に、ウールの概要を紹介します。
ウールとは羊の毛になります。
羊の毛は「羊毛(ようもう)」と呼ばれます。
羊毛を用いた糸の「毛糸」はウールと呼ばれます。
羊毛で織った毛織物もウールと呼ばれます。
ウールとは、一般的には羊の毛(羊毛)指しますが、広義ではアンゴラ・アルパカ・ラクダの毛も含まれています。
ウールの利点は、
・肌触りが柔らかいこと・油分を含んでいる・撥水性がある・濡れても保温性がある
・断熱性が高い・通気性が良い・シワになりにくい・他の繊維よりは燃えにくいなどです。
ウールの欠点には、・洗うと縮む・擦れて光る・アイロンでは当て布をしないと光る
・虫の害に弱い・防風性が低い・磨耗に弱い・触るとちくちく感じる・アルカリ性に弱い
・日光で黄変するなどがあります。
ウールの毛玉は、キューティクルが隣の繊維と絡むことが原因です。
擦れやすい袖や脇に毛玉が出来るのは、キューティクルが隣の繊維と絡んでいるからです。
アンゴラ(モヘヤ)
アンゴラはモヘヤと呼ばれることもあります。
モヘアニットの毛が抜ける、原因はキューティクルが平らで滑らかだからです。
ウールニットとモヘヤニットの毛玉対策とウール、アンゴラとの違いを明確にするために、アンゴラ(モヘヤ)の概要を紹介します。
アンゴラとは、アンゴラヤギの毛・アンゴラウサギの毛やアンゴラの毛で織った布のことを指します。
通常はアンゴラの毛は、ウールやナイロンなどと混ぜて編まれます。
アンゴラの毛とウールやナイロンと混ぜて編まれたコートやセーターなどは、防寒着用素材として広く利用されています。
アンゴラの毛の太さは10~30μmで、長さ100~130mmが標準的なサイズになります。
アンゴラの利点は、軽い・手触りがなめらか・手触りが柔らかいなどです。
アンゴラ(モヘヤ)の欠点は、製品から毛落ちしやすいことです。
モヘヤは、靴や他の繊維とこすれて表面の毛が絡んで毛玉ができます。
モヘヤニットの場合表面の細い毛だけが絡み合っているので本体の繊維には影響はありません。
表面の毛玉は無理に引っ張ってはいけません。
ハサミなどでカットしてください。