官製はがきと郵便はがきの違いと種類
「官製はがき」と「郵便はがき」には違いがあるのではないでしょうか。
郵便はがきの種類にはどのようなものがあるのでしょうか。
郵便制度が存在する国では、郵便事業は通常は公社的生活を持つ事業者が行っているようです。
郵便事業は、国家事業か公社的事業になっているケースが多いようです。
民営企業が郵便事業を請け負う場合でも公社的性格を持っています。
そのためハガキには、国家・公社・公社に準ずる事業体が発行する郵便はがきと、民間の印刷業者などが発行する郵便はがきの2種類があります。
国家・公社・公社に準ずる事業体が発行するハガキは、「官製はがき」や「公社製はがき」と呼ばれているようです。
民間の印刷業者などが販売する私製はがきを「郵便はがき」と呼び分けているようです。
アメリカでは、「官製はがき」を「postal card」と呼び、「郵便はがき(私製はがき)」を「post card」と呼びます。
イギリスでは「官製はがき」と「郵便はがき(私製はがき)」を「post card」と呼んでいるようです。
次に、「官製はがき」と「 郵便はがき」の違いや郵便はがきの種類などを紹介します。
官製はがき
「官製はがき」と「 郵便はがき」の違いや郵便はがきの種類などの紹介の前に「官製はがき」について概要を説明します。
日本の「官製はがき」は、明治6年(1873年)より導入されています。
「私製はがき」は1900年に認可されました。
郵便法ではがきは第二種郵便物に指定されています。
ハガキは郵便法により郵政官署によって調製されていました。
ハガキはこれまで、逓信省・逓信院・郵政省・郵政事業庁が調製し発行するものは「官製はがき」と呼ばれていました。
2003年4月1日から郵便事業が日本郵政公社になったときに「郵政はがき」に改称されました。
「官製はがき」と「郵便はがき」
「官製はがき」と「郵便はがき」の違いを紹介します。
日本郵政公社になったときに「郵政はがき」に改称された元「官製はがき」は、郵便事業株式会社の発行となった現在でも「郵政はがき」が正式名称です。
民間の印刷業者などが販売する私製はがきも「郵便はがき」と呼びます。
以上から、官制と私製との区別がつきにくいとの理由で「官製はがき」の呼び方は官公庁を含めて広く使われています。
日本の「官製はがき」のサイズは100×148mmです。
次に、「官製はがき(郵便はがき)」の種類を紹介します。
郵便はがきの種類
「官製はがき」と「郵便はがき」の違いは郵便事業株式会社が発行するハガキを「官製はがき」とし、民間の印刷業者などが販売する私製はがきを「郵便はがき」と呼んでいます。
次に、郵便事業株式会社が発行する郵便はがき(官製はがき)の種類を紹介します。
・「往復はがき」・「四面連刷はがき」・「小包はがき」
・「エコーはがき」・「ふるさと絵はがき」・「絵入りはがき」
・「国際郵便はがき」・「お年玉付郵便はがき」
・夏のおたより郵便葉書の「かもめ~る」・「暑中見舞用郵便はがき」などがあります。