枯山水(かれさんすい)の意味、歴史と京都で有名な日本庭園

枯山水の意味と枯山水の歴史を知っていれば、京都の枯山水の日本庭園を楽しめると思います。

枯山水とは日本庭園のひとつです。

日本画の様式のひとつでもあります。

枯山水は、仮山水(かさんすい)・故山水(ふるさんすい)・乾泉水(あらせんすい)・涸山水(かれさんすい)ともいわれています。

枯山水という言葉が初めて登場したのは、平安時代に編集された「作庭記」になります。

それまでは、自然の山や水のある景色を人工的に庭に作り出した池泉庭園(ちせんていえん)が主流でした。

枯山水は最初の頃は池泉庭園の一部でした。

山の斜面のような水を引くことが困難な場所・面積が限られたところにも庭を造ろうとした時に、水以外のもので水を表す枯山水が採用されることになったようです。

 

次に、枯山水の意味や枯山水の歴史や京都の日本庭園の紹介をします。

 

枯山水(かれさんすい)

 

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枯山水(かれさんすい・かれさんずい)の意味と枯山水の歴史を知っていれば、京都の日本庭園の楽しみ方も変わるようです。

枯山水は水のない庭になります。

池や遣水などの水を用いずに、石や砂などにより山水の風景を表現する庭園様式です。

枯山水の日本庭園で知られているのは、白砂や小石を敷いて水面に見立ててあります。

石の表面の紋様で水の流れを表現しその上に橋が架かっています。

抽象的な表現の庭が室町時代の禅宗寺院で用いられ発達しました。

寝殿造庭園でも枯山水の部分を含み、回遊式庭園も枯山水を含んでいることがありましたが、禅宗寺院で用いられて以降、独立した庭園として造られるようになりました。

 

枯山水の庭園(龍安寺)

 

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京都の枯山水の日本庭園を見るときには、枯山水の意味や枯山水の歴史を知っていると楽しくなります。

次に枯山水の庭園で有名な龍安寺(りょうあんじ)を紹介します。

龍安寺の枯山水の庭園は、石や砂などで山水の風景を表現してあります。

禅寺「龍安寺」は1450年に創建されました。

龍安寺は枯山水の方丈庭園で世界的に有名になっています。

龍安寺の枯山水の庭園は、幅約25mで奥行約10mの敷地に白砂が敷き詰められています。

敷き詰められた白砂に大小15の石が配置されています。

敷き詰められた白砂と大小15の石が配置された庭園は、あまりにも抽象的な表現のため様々な解釈がされています。

この枯山水の庭園では、どの位置から眺めても必ずどこかの1つの石が見えないように配置されていることでも有名です。

 

枯山水の庭園(建仁寺)

 

京都の枯山水の日本庭園を見るときには、枯山水の意味や枯山水の歴史を知っていると楽しくなります。

次に、枯山水の庭園で有名な建仁寺(けんにんじ)を紹介します。

「建仁寺」は、栄西が1202年に創建した京都最古の禅寺です。

栄西は日本に禅宗を広めた人です。

建仁寺の境内には白砂に縁苔と巨岩を配した枯山水庭園「大雄苑」・四面正面の枯山水式庭園「潮音庭」があります。

○△□という3つの図形は、宇宙の根源的な形態を示していると言われています。

禅宗の四大思想を地(□)・水(○)・火(△)で象徴したものと言われています。