「果報は寝て待て」の由来と意味。英語で言うと?反対語は?
「果報は寝て待て」の由来を知っていますか。
「果報は寝て待て」と同じような英語の諺はあるのでしょうか。
「果報は寝て待て」の反対語はあるのでしょうか。
次に、「果報は寝て待て」の由来・果報は寝て待てと同じ意味の英語の諺・「果報は寝て待て」の反対語などの紹介をします。
「果報は寝て待て」の意味と由来
「果報は寝て待て」という諺の意味と由来を紹介します。
「果報は寝て待て」とは、やるべきことを終わらせて努力の結果を待つ場合は、慌てず・焦らずになりゆきにまかせてゆっくり寝て待つような姿勢が望ましいという意味になります。
「果報は寝て待て」という教えは、仏教の教義と人生の知恵を合わせてできています。
前世で施した慈善や殺生などの悪業がこの世で報われることを「因果応報」といいます。
しかし、現世で実際に教義通りになるかどうかは不明です。
凡人にとっては、結果を待つのは容易ではありません。
大人しく待っていればチャンスが訪れてくるのに、焦って出発して暴風雨に遇うようなこともあります。
「待てば海路の日和あり」というように焦らないことが良い結果に繋がることもあります。
「果報」で、「果」は善いことを行ったときによい結果が正しく廻ってくることですが、「報」の方は行為の結果がその原因どおりにならないようなむくいになります。
「果報は寝て待て」とは、どのような結果がでるにしても、「やることをやってしまったら寝て待つより方法がないのだ」と開きなおった姿勢を教えています。
人は怠け者であるより、働き者である方が良いのは当然です。
しかし、終始走りつづける人生は結果的に貧しいものに終る可能性もあります。
時には緩急をつけることや、立ちどまり考えることも大切なことがあります。
「果報は寝て待て」とは良い結果を得るためには、寝て待っていればよいということではありません。
「やることをやってしまったら、余計な心配や無駄な動きをしない」ということになります。
勤勉なことと休暇をとることは矛盾した関係ではありません。
次に、「果報は寝て待て」と同じ意味の英語の諺や「果報は寝て待て」の反対語などの紹介をします。
「果報は寝て待て」と同じ意味の英語の諺
「果報は寝て待て」の由来は、仏教の教義と人生の知恵のようです。
「果報は寝て待て」と同じような英語の諺には、“Everything comes to those who wait”があります。
万事は待ち人にやってくるという意味になるようです。
「待てば海路の日和あり」や「果報は寝て待て」と同じような使い方と考えても良いのではないでしょうか。
次に、「果報は寝て待て」の反対語の諺の紹介をします。
「果報は寝て待て」の反対語
「果報は寝て待て」の由来は、仏教の教義と人生の知恵のようです。
「果報は寝て待て」と同じような英語の諺には「万事は待ち人にやってくる」という意味の“Everything comes to those who wait”があります。
「果報は寝て待て」の諺の反対語には、「蒔かぬ種は生えぬ」というのが紹介してあります。
「蒔かぬ種は生えぬ」は、努力をしようともしないでよい結果が出るのを待つのは無駄なことですの意味になります。
「果報は寝て待て」という諺を他力本願的な意味とした場合の反対語になります。