突然ほくろが出来る原因。指、顔、腕にできて疑われる病気
突然ほくろができて気になっている人もいると思います。
ほくろは漢字表記では「黒子」と書きます。
ほくろ(黒子)には先天性タイプと後天性タイプがあります。
先天性タイプは誕生した時からあるほくろ(黒子)です。
先天性のほくろ(黒子)は、古くは“ははくそ(母糞)”と呼ばれていました。
語源は“胎内でついた母親の糞”の意味であったそうです。
大変失礼な意味ですが悪性のほくろではないので心配はいりません。
口元や目元にある場合は、美人度アップのほくろ(黒子)にもなります。
口元のほくろが印象的な人気歌手には安室奈美恵さんがいます。
美人女優の吉瀬美智子もいます。
目元のほくろが印象的な美人女優さんには松嶋菜々子さんがいます。
魅力度アップにつながらない先天性の良性ほくろが気になる女性は、レーザー治療で除去する人も増えているようです。
以前はメスを使用した切除法でリスクもありましたが、レーザー治療でのほくろ除去はリスクも小さいので安心です。
只、切除法は保険適用ですがレーザー除去は自由診療になっています。
レーザー除去のデメリットは患部が大きい場合は、除去した患部の凹みが大きくなることです。
切除法が傷跡が一本の線であるのに比べると、レーザー治療は大きなほくろ除去には適していません。
レーザー除去は比較的小さいほくろに適しているようです。
突然ほくろ(黒子)ができると心配になります。
ほくろ(黒子)は体中にできます。
ほくろ(黒子)の正式名称は「色素性母斑」で、手・腕・足・お腹・背中・顔など体中にできます。
メラノサイトが密集したのがほくろ(黒子)です。
メラノサイトは表皮細胞の8%を占めています。
特に、光にさらされる部位の皮膚に多く存在します。
そのため、光にさらされる顔などにはお尻などよりも多くのメラノサイトがあります。
メラノサイトはメラニンという色素を産生する細胞になります。
メラノサイトは紫外線で活性化してメラニンを産生します。
紫外線防御という重要な役割をしているメラニンは紫外線を吸収します。
紫外線を吸収するメラニンの働きで日光障害や悪性腫瘍の発生を防いでいます。
紫外線を浴びてメラノサイトが活性化してメラニンを生成すれば、ほくろ(黒子)・シミ・そばかすなどができます。
ほくろ(黒子)は、メラノサイトが集まった表皮が黒く盛り上がったものです。
次に、突然ほくろ(黒子)ができたときの原因や対応方法などを紹介します。
突然ほくろができた原因
突然ほくろができた原因には、紫外線・生活習慣・食習慣・年齢が影響しています。
突然のほくろやほくろが増えるなどする原因には、
・紫外線防御を怠って光を浴びすぎた場合・加齢による新陳代謝の衰え
・生理などによるホルモンバランスの乱れ・メイクなどによる外的刺激
・生活習慣の乱れによるストレスや過労などです。
ほくろ(黒子)ができる一番の原因は紫外線(UVA・UVB)によるメラノサイトの活性化です。
春夏秋冬に限らず紫外線の影響はあります。
夏季や晴れの日だけ紫外線カットするのでなく、曇りの日でも紫外線の影響はあります。
紫外線カットや生活習慣・食習慣を見直すことでほくろ(黒子)を予防できます。
突然ほくろができたら
突然ほくろができたら良性か悪性かを判断するためによく観察することが大切です。
悪性のほくろには、
・色が急に濃くなる・色がまだら・ほくろの直径がφ6mm以上になった
・丸い形ではなく縁がギザギザしている・足の底や爪などにできたなどです。
悪性ほくろの正式名称は悪性黒色腫(メラノーマ)と呼ばれます。
メラノーマは非常に悪性の皮膚がんの一つになります。
ほくろのようながんやほくろのような皮膚がんとして恐れられています。
特に、足の裏にできたメラノーマは要注意です。
気が付くまでに時間があるのと、刺激が多い場所なので急激に進行します。
メラノーマ(悪性黒色腫)
いびつな突然ほくろができて大きくなったらメラノーマ(悪性黒色腫)の疑いがあります。
すぐに皮膚科の専門医の診察をおススメします。
メラノーマ(悪性黒色腫)の診察では全身の画像検査を行って病期を決定します。
メラノーマ(悪性黒色腫)は抗ガン剤の効き目がよくない腫瘍だとされています。
基本的にメラノーマ(悪性黒色腫)の治療では、手術で腫瘍を全部除去します。
早期発見できれば小さな手術で済むので、お風呂で足裏をよく見ながら洗うことをおススメします。