むずむず脚症候群の症状と原因。妊婦でもなる?
むずむず脚症候群に悩まされている人も多いようです。
むずむず脚症候群は、身体末端の不快感や痛みが特徴の慢性的な症状になります。
むずむず脚症候群は、レストレスレッグス症候群や下肢静止不能症候群とも呼ばれます。
むずむず脚症候群の症状は、
・下肢の部分がむずむずする・むずむずしてじっとしていられない
・蟻やミミズが這っているような感じ・ピンなどでなぞられているような感じ
・針で刺すような感じ・火照るような感じなどがあります。
下肢がむずむずする自覚症状は、じっとした姿勢や横になったりしているときにあります。
人によっては“振動”のような感覚も感じたり、激しい痛みを感じるなどがあります。
むずむず脚症候群では、患者は不快感・不快な異常感覚を抑えるために常に脚を動かしたり身体をさする状況になります。
むずむず脚症候群の患者の3分の1では、週に2回以上の中等症~重症の症状が起きているようです。
むずむず不快感は、夕方から夜間にかけて症状が増強するという特徴があります。
むずむず脚症候群を原因とした、入眠障害・熟睡障害・中途覚醒などの睡眠障害に悩まされる人もいます。
日常の座った姿勢やじっとした姿勢の維持ができないので、日常生活に大きな影響を及ぼして生活の質の低下が起き来ています。
多くの患者は昼夜にわたり生活の質(QOL)の低下が続いています。
むずむず脚症候群が長引けば全身の「慢性疼痛」の症状がでてくるので注意が必要です。
次に、むずむず脚症候群の症状と原因や妊婦でもなるのかなどの紹介をします。
むずむず脚症候群
むずむず脚症候群の症状は生活の質(QOL)の低下だけでなく、睡眠障害やストレス過多にも繋がります。
睡眠障害やストレスの蓄積は「うつ病」の原因にもなります。
むずむず不快感の症状がある人は、睡眠障害を専門とする精神科医や神経内科医の診断をおススメします。
むずむず脚症候群の原因
むずむず脚症候群を発症する原因はまだ解明されていません。
むずむず脚症候群の原因は、
ドーパミン(神経伝達物質)の機能低下・中枢神経での鉄分の不足による代謝の異常
・脊髄や末梢神経の異常・遺伝的なものなどいろいろな説があります。
現在では、脳内での鉄分の欠乏・ドーパミンの合成異常などの説が有力です。
鉄分不足とドーパミンの機能低下と考えられる理由は、鉄分が不足するとドーパミン(神経伝達物質)の分泌量が減り、情報を正しく伝えることができなくなり脳への情報が誤って伝えられるからです。
むずむず脚症候群が発症する人
むずむず脚症候群の症状が発症するのは次のような場合です。
・鉄欠乏性貧血
・腎不全で人工透析を受けている人
・パーキンソン病
・胃切除後の下肢静脈血栓
・妊娠している妊婦の5人に1人に発症します
・慢性呼吸不全
・心不全
・糖尿病
・甲状腺機能低下症
・尿毒症
・痛風
・結核・肝炎・肺炎などの感染症
・関節リウマチ
・線維筋痛症の人に発症します。
むずむず脚症候群は同じ家系の人にみられることが多いので遺伝子の研究も進んでいます。