発熱時に効果的に冷やす場所はおでこ、首の後ろ?効果的な冷やし方

発熱したときには、「おでこ」と「首の後ろ」のどちらを冷やすのが良いのでしょうか。

発熱した時に首の後ろを冷やす人も多いようです。

効果的に熱を冷やすタイミングを知っていれば役立ちますね。

発熱(はつねつ)の英語表記は「fever」です。

発熱は、病気や疾患に伴う症状の一つとされています。

発熱のことを、医療の場などでは「熱発(ねっぱつ)」とも呼ばれることがあります。

発熱には、生命を脅かすものから、それほど深刻ではないものまであります。

さまざまな病状によって発熱は引き起こされます。

風邪・尿路感染症・髄膜炎・マラリア・虫垂炎など・ウイルス性・細菌性・寄生虫性の感染症などで発熱が引き起こされます。

熱中症は、過度の発熱または放熱不足によって、設定温度を超えて体温が上昇していることです。

 

次に、発熱とは・発熱では、おでこ・首の後ろのどちらを冷やす?・発熱で首の後ろを冷やす方法・効果的に熱を冷やすタイミング、などの紹介をします。

 

発熱

 

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一般に正常体温は36.5℃前後が最も多くなります。

臨床的にいう発熱とは37.5℃以上を指します。

人間の体力や基礎体温の違いなどの理由により程度に差はありますが、通常は次のような状態になります。

微熱は、36.5~37.4℃になります。

通常の生活や仕事をする分にはほとんど支障がありませんが、体が少し熱かったりだるさを感じることがあります。

慢性炎症性疾患・代謝亢進・貧血・妊娠・結核・感染性心内膜炎などで微熱がでることがあります。

中程度の発熱は、37.5~38.4℃になります。

歩行・外出等、日常生活における活動はなんとかできますが、体がふらつくなどの不安定な状態になることもあります。

頭痛や寒気を感じることもあります。

高熱は38.5℃以上になります。

歩行や立ち上がることが困難な状態になります。

急激に体温が上昇した際には強い寒気に襲われます。

発熱を下げることは必要ではないようです。

只、発熱に伴う疼痛や炎症の管理は患者の安静のためにも大切だとされています。

額に冷たい布を乗せることや、ぬるい風呂に入浴するなどは無意味だとされています。

額に冷たい布を乗せることや、ぬるい風呂への入浴は、患者を不快にさせることもあると考えられています。

次に、発熱では、おでこ・首の後ろのどちらを冷やす?・発熱で首の後ろを冷やす方法・効果的に熱を冷やすタイミング、などの紹介をします。

 

おでこ・首の後ろを冷やす

 

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発熱では、おでこ・首の後ろを冷やすことがあります。

発熱で首の後ろを冷やす方法や、効果的に熱を冷やすタイミングを知っていれば役立ちそうです。

発熱でおでこを冷やす方法は効果が期待できないとされています。

発熱では、首の後ろ・わきの下・そけい部を冷やす方が解熱効果は期待できるようです。

病院では、首・わきの下・そけい部などを冷やしてクーリングを行います。

 

冷やすタイミング

 

発熱が出た時に「おでこ」を冷やす方法は効果がないと考えられています。

発熱したら、首や首の後ろ・わきの下・そけい部を冷やす方法が解熱効果があります。

発熱した時に冷やすタイミングは39℃前後になるようです。

39℃台まで発熱して、高熱でつらさを感じるようであれば、首・わきの下・そけい部などを冷やします。

若い人の場合は38℃程度であれば冷やさなくても基本的に問題はないようです。

熱はウィルスや菌と戦っているサインです。

冷やして熱だけを下げてしまうと、病気が治ったのか治っていないのか分からなくなります。

症状だけをおさえてしまうことで、ウイルスや菌が体ではびこって治りが遅くなることもあるようです。

解熱剤もできるだけ飲まない方が、結果的には病気の治りが早くなるとされています。

どうしても外せない仕事や試験などがある場合だけ、解熱剤を飲むようにしたほうがよさそうです。