働きバチの性別は全てメス?オスは何をしている?女王蜂の最後は?
蜂(はち)は好きですか?
昔の子供向けのテレビ番組に、カワイイ蜂が活躍する人気アニメーションがありました。
美味しいハチミツをつくっているミツバチはカワイイですが、蜂の中には凶暴なタイプもいるので注意も必要です。
蜂(はち)の世界は面白いようですね、「働きバチ」の性別や「女王蜂」の最後など気になりませんか。
蜂(はち)は、昆虫綱・ハチ目に分類される昆虫です。
蜂で有名なのは、ミツバチ・スズメバチ・アシナガバチなどですね。
「花にやってくる」・「毒針を持っているので危ない」・「大きな巣を作って家族で暮らしている」などのイメージがあります。
このような特徴は、蜂全体で見ると一部の種類に過ぎないのだそうです。
蜂の生態や体つきは多様性に富んでいるとされています。
蜂には多くの種類があり、
・キバチ科・ハバチ科・ヒラタハバチ科・コンボウハバチ科・ミツフシハバチ科
・ヤドリキバチ科・ヤセバチ上科・ヒメバチ上科・コバチ上科・クロバチ上科
・ツチバチ科・アリガタバチ科・セイボウ科・タマバチ科・ベッコウバチ科・スズメバチ科
・アナバチ科・コハナバチ科・ハキリバチ科・ミツバチ科・ギングチバチ科、などがいます。
次に、ミツバチのこと・働きバチの性別・オスはなにしている?・女王蜂の最後、などの紹介をします。
ミツバチ
働きバチや女王蜂と聞くとミツバチを思い浮かべますね。
ミツバチは、ハナバチ類といわれる花によくやってくる蜂です。
ミツバチ(蜜蜂)はハチ目・ミツバチ科・ミツバチ属の蜂になります。
花の蜜を加工して巣に蓄え蜂蜜とすることで知られている蜂です。
ミツバチ属の現生種は、世界に9種が知られています。
全世界で養蜂に用いられている蜂は「セイヨウミツバチ」です。
「セイヨウミツバチ」には、24の亜種が知られています。
日本では「ニホンミツバチ」と「セイヨウミツバチ」の2種が養蜂に用いられています。
ミツバチは蜜の採取だけでなく、作物の受粉にも広く用いられています。
只、トマトやピーマンなどのナス科の果菜類は蜜を出さず特殊な振動採粉を行うので、ミツバチではなくマルハナバチが使われているようです。
セイヨウミツバチの養蜂では、規格化された巣箱を用いて大規模な採蜜が行われます。
ニホンミツバチの養蜂では、一部の養蜂家がハニカム人工巣を用いた養蜂を行っているようです。
ニホンミツバチの養蜂の多くは、野生集団を捕獲して飼育し採蜜の際は巣を破壊して搾り取ると言う伝統的な手法が主になっています。
ニホンミツバチの養蜂は少ないので、蜂蜜の流通量も少ないようです。
次に、働きバチの性別・オスは何している?・女王蜂の最後、などの紹介をします。
働きバチ
働きバチや女王蜂で知られているのはミツバチですね。
働きバチの性別や、メスやオスのことが気になったことはありませんか。
次に、養蜂で知られているミツバチのことを紹介します。
日本では2012年に養蜂振興法が改正されて、原則としてミツバチ(蜜蜂)を飼育する場合には都道府県知事への飼育届の提出が必要となりました。
ミツバチは、女王蜂を中心とした家族生活を行うことで知られています。
新世代の女王蜂の羽化を目前とした巣では、群の分割が起こります。
旧世代の女王蜂は、働きバチを引き連れ巣を出て新しい巣を探しに出ます。
ミツバチの「働きバチ」は全てメスです。
通常のメスの幼虫は、主に花粉と蜂蜜を食べて育ち「働きバチ」になります。
「働きバチ」の頭部から分泌されるローヤルゼリーのみで育てられたメスは、交尾産卵能力を有する「女王蜂」になります。
オスの蜂(オスバチ)は、巣の中では働き蜂に餌をもらう以外、特に何もしません。
オスバチは、「働きバチ」に比べて体が大きくて「働きバチ」や「女王蜂」よりも複眼と単眼が非常に発達していることが外見上の特徴とされています。
オスバチを指す英語表記の「drone」は「なまけもの」の意味になります。
オスバチは女王蜂と交尾するために生きているともいえます。
晴天の日を選んでオスバチは空中を集団で飛行します。
オスバチの群れに飛び込んできた女王蜂と交尾をします。
オスバチは交尾すると速やかに死亡します。
交尾できなかったオスバチは巣に戻りますが、繁殖期が終わると「働きバチ」に巣を追い出されて死にます。
次に、女王蜂の最後を紹介します。
女王蜂の最後
働きバチの性別はメスです。
オスの蜂(オスバチ)は女王蜂と交尾をするほかには何もしていません。
女王蜂は複数のオスバチと交尾を幾度か繰り返します。
オスバチとの複数の交尾で、体内に一生の間で使用されるだけの精子が蓄えられると巣に帰還して産卵を開始します。
セイヨウミツバチの成虫の女王蜂の寿命は、1~3年で最長8年程度です。
女王蜂は、空中でオスバチと交尾をした後は、1日に2000個ぐらいの卵をひたすら生み続けて最長でも8年程度で生涯を終えます。