強力粉と薄力粉の違い。代用はできる?
小麦粉は、強力粉・中力粉・薄力粉などに分類されています。
強力粉と薄力粉の使い方の違いが分からないと、美味しい料理やお菓子作りはできませんね。
また、強力粉と薄力粉の代用についても知っていれば役立ちます。
小麦粉の英語表記は「wheat flour」です。
小麦粉は、小麦を挽いて作られた穀粉になります。
強力粉・中力粉・薄力粉などの分類は、形成されるたんぱく質のグルテンの性質によります。
強力粉・中力粉・薄力粉に適した産地の小麦があります。
強力粉はパンや麺に使われています。
中力粉はうどん・お好み焼き・たこ焼きなどに使われています。
薄力粉は、菓子・天ぷらに使われています。
次に、グルテンのこと・強力粉と薄力粉の違い・強力粉と薄力粉の代用などの紹介をします。
グルテン
強力粉と薄力粉の違いはグルテンの含有量になります。
グルテンの英語表記は「gluten」です。
グルテンは「麩質(ふしつ)」とも呼ばれます。
グルテンは、小麦・ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種です。
タンパク質の一種のグルテニンとグリアジンが水を吸収して網目状につながったものがグルテンです。
グリアジンは、弾力は弱いが粘着力が強くて伸びやすい特徴があります。
グルテニンは、弾力に富むが伸びにくい特徴があります。
グルテニンとグリアジンが絡み合うことで、グルテンは粘着力と弾力を適度に兼ね備えます。
グルテンは、麺類・パンなどの小麦加工品を作るときに弾性・柔軟性・膨張の重要な要素です。
小麦粉の場合は6~15%がタンパク質で、その約85%はほぼ同量のグリアジンとグルテニンです。
グルテンは食物アレルギーの原因となるタンパク質です。
次に、強力粉と薄力粉の違い・強力粉と薄力粉の代用などの紹介をします。
強力粉と薄力粉の違い
強力粉と薄力粉の違いはグルテンの含有量です。
強力粉と薄力粉とはグルテンの含有量が異なるので使い分けられています。
強力粉はパン作りに、薄力粉はクッキー作りになどに使われます。
小麦粉の特徴の、水を加えて練った時に弾力性や粘りが出るのはグルテンというタンパク質です。
グルテンの含有量で薄力粉と強力粉に分けられています。
強力粉には多くのグルテンが含まれています。
薄力粉に含まれているグルテンの量は少なくなっています。
グルテンが多い強力粉は弾力が必要なときに使います。
グルテンが少ない薄力粉は弾力をほどよく抑えたいときに使います。
薄力粉と強力粉は原料となる小麦の種類が違うので粒の大きさや感触も異なります。
強力粉はサラサラして手につきにくく、薄力粉は粒のきめが細かいですね。
次に、強力粉と薄力粉の代用について紹介します。
強力粉と薄力粉の代用
強力粉と薄力粉の違いはグルテンの含有量になります。
強力粉が適した料理は、パン・ピザ・麺・打ち粉などです。
薄力粉が適した料理は、お菓子・お好み焼き・天ぷらの衣・ムニエルにまぶすなどです。
強力粉と薄力粉は代用できるのでしょうか。
強力粉と薄力粉が代用できるのは料理によります。
カステラやケーキなどはどちらもお好みで使えます。
パンなどでは食感が異なります。
強力粉だともっちりしたパンになりますが、薄力粉でつくると軽いふんわりパンになります。
いろいろ試してみると楽しいのではないでしょうか。