南極と北極の違い。寒いのはどっち?なぜ寒い?
南極と北極の違いを子供から聞かれたらどうしますか?
南極と北極はなぜ寒いのか?や、南極と北極はどっちが寒いなどを正しく答えられますか。
南極は、南極大陸と南極海からなる地域です。
南極大陸は、地球上で最も寒冷な地域の一つとされています。
南極には、3000万年間降り積もった雪が1000~2000mの厚い氷の層になっています。
植生はほとんどなく陸地はほとんど氷床下にあります。
氷床は氷河となってゆっくりと山の斜面をずり落ちて海に流出しています。
棚氷は沖に押し出されると、自らの重さによってひび割れして氷山として海を漂います。
地球上の北極点を中心とする北極海およびその周辺の島嶼、大陸沿岸部を含む地方を北極地方と呼んでいます。
北極点は北極海にあり一年を通じて凍結しています。
凍結しているので氷上を移動して北極点に到達できます。
北極圏は天然資源が眠る場所としても注目されています。
天然資源の埋蔵量は世界の4分の1だといわれています。
アメリカ地質調査所が2018年に公表した、石油・天然ガス資源の埋蔵量に関する報告書には、採掘可能な世界資源のうち約22%が北極圏にあると記されています。
次に、南極と北極の違い・南極と北極はなぜ寒い・寒いのはどっち?などの紹介をします。
南極
南極と北極の違いを分かるために「南極」の概要を紹介します。
南極の英語表記は「Antarctic」です。
南極は、地球上の南極点や南極点を中心とする南極大陸およびその周辺の島嶼・南極海などを含む地域になります。
南極点を中心に南緯66度33分までの地域は南極圏と呼ばれています。
南緯50~60度にかけて南極収束線があり、これより南を南極地方と呼びます。
南極地方には、南極大陸を中心に南極海を含み、太平洋、インド洋、大西洋の一部も属しています。
南極大陸は西半球の西南極と東半球の東南極からなります。
東南極のほうが大きな面積で、西南極には南極半島があります。
南極半島の北端は南緯63度付近で南極圏外になります。
次に、北極のこと・南極と北極はなぜ寒い?・寒いのはどっち?などの紹介をします。
北極
南極と北極の違いを分かるために「北極」の概要を紹介します。
北極を英語表記すると「Arctic」になります。
北極は、地球などの惑星・天体の地軸と地表が交わる点のうち、北側のものである北極点の周辺地域や北極点そのものになります。
北極は北極海などを含む地域です。
白夜・極夜の見られる区域は北極圏と呼ばれています。
地球の自転軸上の北極点と方位磁石が示す北極である北磁極は異なる場所にあります。
北極点と北磁極は1000km程度離れています。
北極点と北磁極は離れているので、方位磁石が示す方向が真北とは限りません。
南北の磁極は移動し続けています。
次に、南極と北極はなぜ寒い?・寒いのはどっち?などの紹介をします。
南極と北極はなぜ寒い
南極と北極の違いには、最低気温・生きている動物・太陽や月の動きなどがあります。
南極と北極はなぜ寒いのでしょうか。
南極と北極が寒いのは、太陽からくる光の量が少ないからです。
北極は北極海という海で、南極は南極大陸という陸地になっています。
南極と北極の環境の違いで、最低気温は南極の方がずっと低くなります。
南極では、-89.2℃という世界一の最低気温を記録しています。