マフラー・ストール・ショール・スカーフの違い。使い方が違う?
マフラーとストールとショールとスカーフの違いが分かりますか?
マフラーとストールとショールとスカーフを使う時に、間違った使い方をすると十分に機能を発揮できません。
マフラーとストールとショールとスカーフの違いを知って、生活やファッションに活かしてください。
マフラーは子供から高齢者まで、男女を問わず利用している防寒具になります。
英語表記は「muffler」になります。
襟巻き(えりまき)・首巻き(くびまき)などとも呼ばれる、首の周囲に巻く厚手の布ですね。
一般的な形状は、幅10cm・長さ2m程度の細長い長方形をしています。
細長い布を適当に折り畳んで首の回りに巻き、首や肩の防寒をします。
マフラーの素材は、ウール・綿絹・毛糸などが多いようです。
日本の江戸時代のころには襟巻き(マフラー)は隠居がするものでした。
若者で襟巻き(マフラー)をするのは病人に限られていたようです。
襟巻き(マフラー)は皮膚の抵抗力を弱めて衛生保健上かえって有害であると考えられていた時期もあるようです。
マフラーを折り畳まないで長く伸ばすスタイルが流行することがあります。
長く伸ばすとエスカレーターや自転車などに巻き込まれる危険性があるので注意が必要です。
冠婚葬祭での礼装でのマフラーの色では、慶事なら白のマフラー・弔事では黒のマフラーとされています。
次に、マフラー・ストール・ショール・スカーフの違いを紹介します。
ストール
マフラー・ストール・ショール・スカーフの違いが分かるために、ストールの概要を紹介します。
ストールの英語表記は「stole」です。
ストールは肩にかける衣類の一種になります。
肩にかけるショールよりも高級になります。
素材はシルクやシフォンのような軽量な素材をつや出ししたものが使われて、仕立てともにショールよりも高級です。
ショールは、パーティドレスやボールガウンなどとあわせて使われる衣類です。
ショールよりも細くなっていて肩や腕に巻きつけることもあります。
ファーや絹で縁どりされることも多く、ストールの中でも華やかな「ファーストール」も人気があります。
「ファーストール」に使われているファーは、キツネの毛が一般的だとされています。
昔は一般的に「ストール」というと「ファーストール」を指したようです。
ショール
マフラー・ストール・ショール・スカーフの違いが分かるために、ショールの概要を紹介します。
ショールの英語表記は「shawl」になります。
ショールの語源はペルシア語からきているようです。
ショールは、肩にかけたり・頭から被ったりして着用する衣類の一種になります。
ショールは、防寒やファッションで使います。
ショールは四角形をした布を、三角形になるように折って使います。
ショールの中には最初から三角形のタイプもあります。
ショールの中には、タッリートのように宗教的な意味があるものもあります。
スカーフ
マフラー・ストール・ショール・スカーフの違いが分かるために、スカーフの概要を紹介します。
スカーフの英語表記は「scarf」になります。
スカーフは主に女性が装飾用で身につける薄手の布です。
ショールの素材は、綿・麻・絹・ポリエステル・ウールなどです。
形状は正方形で、制服の一部として使われることもあります。
制服に使われるときにはネッカチーフと呼ばれています。
ショールの使い方は、頭を覆ったり・首に巻いたりします。