指の脱臼の治し方!痛みで曲がらない時の症状と処置は?

突き指すると、指を脱臼することがあります。

突き指は球技などでよく起こすケガです。

突き指では、指の関節の靱帯のネンザ・腱や靱帯の断裂・脱臼・骨折などが生じていることがよくあるので気を付けることが必要です。

脱臼を程度により分類すると、完成脱臼と不完全脱臼(亜脱臼)があります。

完全脱臼は、骨同士の関節面が完全にずれて接触がない状態です。

不完全脱臼(亜脱臼)は、関節面に部分的な接触が残っている状態です。

脱臼の原因による分類では、外傷性脱臼と病的脱臼があります。

外傷性脱臼は、外力で関節が生理的範囲をこえる運動で発生します。

外傷性脱臼の多くは、骨の一方が関節包を破って関節の外へ出ます。

病的脱臼は、もともと靭帯や関節包に病的変化があることで少しの外力や外力なしでも発生します。

病的脱臼には、麻痺脱臼・拡張性脱臼・破壊性脱臼があります。

関節面の相対位置による分類には、前方脱臼・後方脱臼・上方脱臼・下方脱臼・側方脱臼・中心性脱臼・内包脱臼などがあります。

 

次に、突き指などで指を脱臼した場合を紹介します。

 

指の脱臼

 

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指を脱臼すると、外からみてもはっきり変形が分かるときがあります。

指を脱臼すると、関節がズレて激しい痛みがあります。

脱臼すると指を動かすことはできません。

只、指の脱臼は本人でも分からないこともあります。

脱臼とは、関節を構成する骨同士の関節面の位置が正しくなっていない状態です。

脱臼の程度により完全脱臼と不完全脱臼(亜脱臼)があります。

脱臼では、靭帯・軟骨・骨が損傷を受けます。

脱臼は骨を正しい位置に戻しただけでは治りません。

ギプスでの固定か手術が必要な場合もあります。

脱臼で後遺症が残る可能性もあります。

指の脱臼の場合は自分で治してしまう人もいます。

指の脱臼は「指の関節が入ればいい」のではありません。

指の脱臼は、スポーツに詳しい整形外科で正しい診療を受けることが大切です。

完全に脱臼しなくても、脱臼が不完全な状態のケースのこともあります。

指の関節が外れかけた状態や、外れかけたけれどすぐ戻った状態は不完全脱臼(亜脱臼)と言われます。

不完全脱臼(亜脱臼)は軽視できません。

 

指の脱臼の症状

 

若年者の脱臼(亜脱臼)は、固定などによりきちんと治さないとクセになりやすくなります。

大切なのは最初の脱臼(亜脱臼)です。

最初の脱臼(亜脱臼)の際に整形外科で診察と治療を受けることが非常に大切だとされています。

脱臼をすると、弾発性固定(弾発性抵抗)・関節の変形・疼痛・腫脹・関節血種・機能障害が起こります。

弾発性固定(弾発性抵抗)とは、患部を動かすと弾力性のある抵抗がある状態です。

患部を動かしても、力を緩めると戻ります。

 

指の脱臼の治療

 

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突き指をすると脱臼だけでなく骨折していることもあります。

指の変形はなくても、腫れがひどくなり皮膚が紫色になっている時は骨折していることもあります。

突き指などでは本人が知らないうちに骨折をしていることもあるので注意が必要です。

指を脱臼すると、関節部の痛みと腫脹・関節の変形・関節を軸にその先の部位が正常に動かないなどの症状があります。

脱臼は一刻も早く元に戻す事が大切です。

脱臼をしてから、遅くとも8時間以内に整復を行うことが大切だとされています。

整復が遅れると、麻酔しての手術が必要となることもあります。

脱臼の整復には原則として専門家による治療が大切です。

素人治療で、正確な定位置に復元されていない状態が長時間経過すると、関節が変形した状態で固定されます。

整復には固定が必要です。

関節の回復は6~9ヶ月かかります。