爪が死ぬ原因7つ!ぶつけてないのに爪が死ぬのはなぜ?

ぶつけてないのに爪(つめ)が死ぬのはどうして?

爪(つめ)は表皮の角質が変化した皮膚の付属器官になります。

有羊膜類の指の先端の背面にある表皮の角質が変化して硬化したものです。

表皮の角質が変化した板状の部分になります。

爪は、表皮から変化して出来ました。

爪と毛は「角質器」とも呼ばれています。

爪が指先を保護することで、手足の指先に力を加えたり・うまく歩いたりする事が出来ます。

爪は人にとって重要な役割があります。

爪の下部には毛細血管が集中しているので健康状態を確かめるのにも役立ちます。

爪の主成分はタンパク質の一種のケラチンです。

爪の含水量は12~16%です。

爪の脂肪量は0.15%~0.75%程度になります。

爪の水分量は外界の環境に左右されるので、冬の季節等の乾燥期は硬く脆くなります。

爪がマニキュアなどや化学薬品等触れて、脱脂・脱水状態に継続的に晒されると水分量を失います。

爪の水分量が少なくなると、表面が荒れて極端に脆く割れ易くなります。

爪は病気や外傷により欠損する事もあります。

爪母が大きく損傷されると、爪は欠損します。

ヒトの手の爪が完全に再生するには3~6ヶ月必要です。

足の爪の再生には更に長い時間を要します。

ヒトの成人の手の爪は一日に約0.1mm伸びます。

爪の成長速度は、一般的に若年ほど・冬より夏の方が早く伸びると考えられています。

利き手の爪は片手の爪より伸びるのが早いと考えられています。

利き手の爪の成長速度が早い理由は、よく動かすので新陳代謝が活性化されるからなどの説があります。

 

次に、爪が死ぬ原因を紹介します。

 

ぶつけていないのに爪が死ぬ

 


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ぶつけていないのに爪が死ぬ可能性のある病気を紹介します。

・爪白癬(つめはくせん)・巻き爪・爪周囲炎・爪カジンダ症・悪性黒色腫・扁平苔癬(へんぺいたいせん)・尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)などです。

爪の変形が内科疾患を原因としているケースもあります。

時計皿爪(とけいざらつめ)・スプーン爪・爪甲縦溝(そうこうたてみぞ)・爪甲横溝(そうこうよこみぞ)などです。

「ばち状指」とも呼ばれる時計皿爪は、爪全体が大きくなって時計ガラスのように丸く隆起します。

指の先端が厚く、太鼓ばちのように肥大します。

時計皿爪の原因は、慢性の心疾患・肺疾患などがあります。

スプーン爪は、爪中央が陥凹してスプーンのような形になります。

スプーン爪の原因には鉄欠乏症貧血などがあります。

爪甲縦溝では、爪に縦方向の溝が何権も見られます。

病気ではなく高齢者にみられます。

爪甲横溝では、爪に横方向の溝が何本も見られます。

感染症・糖尿病・外傷などを原因としています。

 

爪白癬・巻き爪・爪周囲炎・爪カジンダ症

 


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放置していると、爪が死ぬのではと心配になる爪の病気があります。

爪白癬・巻き爪・爪周囲炎・爪カジンダ症などです。

爪白癬の初期は爪の先端部分に縦方向の線が現れます。

爪白癬が進行すると爪の厚さが増して、もろくなって爪の先端から崩れていきます。

外用薬で爪白癬を完治することは難しいですが、抗真菌薬を内服することで確実に治療できます。

巻き爪は、爪が湾曲し爪の横に食い込んだ状態です。

巻き爪は、痛み・炎症・化膿などの症状があります。

巻き爪の原因は、深爪とケガが多いようです。

爪周囲炎は、爪のまわり全体に炎症があります。

爪周囲炎には、細菌性のものとカンジダ性のものがあります。

症状は爪周囲の発赤・疼痛などです。

爪カジンダ症の症状は、爪白癬とほぼ同じです。

治療は抗真菌薬の内服になります。

 

悪性黒色腫・扁平苔癬・尋常性乾癬

 

悪性黒色腫は爪が死ぬリスクが大きい爪の病気です。

悪性黒色腫は非常に進行の早いガンなので、診断がついた時点ですぐに拡大切除が必要となります。

悪性黒色腫の治療実績のある病院を受診することが大切です。

扁平苔癬は、後天性角化症の一つで成人に多く見られます。

扁平苔癬では、全身に発疹が出ます。爪が薄くなり部分的に消失することもあります。

尋常性乾癬も後天性角化症の一つで成人に多く発症します。

尋常性乾癬も全身に発疹が出ます。尋常性乾癬では爪の肥厚、変形などがみられます。