蚊取り線香の効果と範囲。野外での範囲は?雨でも効果はある?
蚊取り線香を使っているときに効果がある範囲が気になったことはありませんか。
蚊取り線香の効果がある範囲は屋外ではどの程度なのでしょうか。
蚊取り線香を屋外で使っているときに雨がふったら効果はなくなるのでしょうか。
蚊取り線香は、燻煙式渦巻き型の殺虫剤です。
蚊取り線香は、主に蚊を駆除する目的でつくられた燻煙式渦巻き型殺虫剤になります。
燻煙式渦巻き型の殺虫剤には、線香に除虫菊の有効成分(ピレトリン)や類似のピレスロイド系成分を練り込んであります。
英語ではモスキートコイルと言われる蚊取り線香は、古くは蚊遣り火(かやりび)とも呼ばれていたようです。
日本で開発された蚊取り線香は、多くの国で使われています。
アメリカではモスキートコイルとして売られています。
家庭の電化が遅れている国や地域でも使われています。
蚊取り線香は・蚊帳と共に、蚊が媒介するマラリア・デング熱予防に貢献しています。
現在では、火を使わず煙も出ない電気蚊取が開発されて普及しています。
最近では、効果が数時間持続するスプレー式防虫剤も使われています。
蚊取り線香は、煙が出ることや火災のリスクので、年々見かけなくなってきています。
只、電気・電池不要で屋外作業やキャンプでの使用に便利なので現在も根強く使われています。
次に、蚊取り線香のこと・蚊取り線香が効く範囲(屋内)・蚊取り線香の効果がある範囲(屋外)・蚊取り線香の効果は屋外の雨天時でもあるのか?などの紹介をします。
蚊取り線香
燻煙式渦巻き型の殺虫剤の蚊取り線香は、昔はY字型の金属製の突起になっている線香立に固定して使っていました。
金属製のY字型突起形状の線香立は、使用しているときに灰が落ちるので受け皿と一緒に使われます。
受け皿には、金属製の線香皿・陶器の蚊遣器・耐熱性のガラス繊維などが使われます。
陶製の蚊遣器では、豚(ブタ)を模したタイプが夏の風物詩として人気があるようです。
線香皿には、野外活動やキャンプでも安全に利用できるように考えられた吊り下げ方式(フック付き)タイプもあります。
蚊取り線香の効果がある範囲はどの程度か気になりますね。
屋内であれば蚊取り線香の効果の範囲も煙たい範囲かなと予測できますが、屋外での蚊取り線香の効果範囲はどの程度なのでしょうか。
また、屋外で使っているときに雨が降ったら効果はなくなるのでしょうか。
蚊取り線香の効果
燻煙式渦巻き型の殺虫剤の、蚊取り線香の煙には蚊を退治する働きはありません。
しかし、蚊取り線香を部屋に置いていれば蚊がボトボトと落ちてきます。
蚊取り線香の煙たい煙に蚊を退治する効果はありませんが、煙の中に蚊を退治する成分が含まれています。
蚊取り線香の独特の香りは、虫全般が苦手な「除虫菊の香り」です。
煙の中の「除虫菊」の殺虫・防虫成分は「ピレストロイド」です。
蚊取り線香の煙の中の「ピレストロイド」で蚊が退治されます。
蚊取り線香に含まれている殺虫・防虫成分には、蚊の呼吸を止めて神経を麻痺させる働き・蚊を寄せ付けない働き・隠れている蚊をおびき出す働きなどもあるようです。
蚊取り線香を密閉した部屋で使うと効果は抜群です。
元気にうるさく飛んでいた蚊がボトボトと落ちてしまいます。
蚊取り線香の煙が及ぶ範囲では蚊を退治できます。
蚊取り線香で蚊を退治できる範囲は殺虫・防虫成分が及ぶ範囲です。
屋外での蚊取り線香の働きは、蚊を寄せ付けない範囲ではないでしょうか。
開放された風が吹いている屋外や雨天時は、自分の身の回りの狭い範囲しか期待できないようです。
屋外での蚊取り線香の範囲
蚊取り線香の殺虫作用は煙に含まれる殺虫・防虫成分によるものです。
殺虫・防虫成分が空中に散布される範囲は、蚊取り線香を置いてある6畳程度に限られるようです。
広い部屋であれば殺虫・防虫効果は少なくなります、蚊を気絶させる程度ではと考えられます。
蚊取り線香の範囲は屋外ではもっと狭くなります。
蚊取り線香を屋外で使用した場合の有効範囲は2m前後と考えられています。
屋外でのおススメ殺虫・防虫使用法は、自分を中心として4隅に蚊取り線香を設置する方法です。
4隅に蚊取り線香があれば、どの方向から風が吹いても殺虫・防虫作用は有効に働きます。
蚊取り線香を屋外で使用する時や雨天時の屋外でも試せる方法です。
屋外で使用する際のポイントは、出来るだけ低いところに置くことです。
蚊取り線香の煙は上に行くので、殺虫・防虫成分も上に流れていきます。
蚊は低空飛行で足首などの足元を中心に狙ってきます。
蚊取り線香は低い位置に置くことを忘れないようにしてください。
屋内の密閉空間であれば、部屋に煙が充満するのでどこにでも置けます。