プールの消費カロリーは25mでどれくらい?クロール、平泳ぎで違う?

プールでの水中運動の消費カロリーにはどの程度の違いがあるのでしょうか。

ダイエットの為に25mプールで水中運動している人も多くいます。

水中歩行・クロール・平泳ぎ・バタフライなどのプールでの水中運動はダイエットにどの程度役立っているのか気になりますね。

速度を速めたクロールとゆっくりクロールの消費カロリーにはどの程度の差があるのでしょうか。

肥満改善のためのダイエットは生活習慣病予防のためにも大切です。

肥満は、生活習慣病の脳卒中・心臓病・脂質異常症・高血圧・糖尿病のリスクを高めます。

肥満の人の多くは膝や腰などに痛みがある人が多いようです。

プールでの水中運動は、浮力で体重が軽くなるのでカラダへの負担を減らせます。

膝や腰への負担を少なくして消費カロリーを増やすなら、プールでの水中運動が最適です。

プールでの水中運動で、膝や腰の負担を減らし筋肉をつけながら消費カロリーを増やしてダイエットをしませんか。

 

次に、プールでの水中運動の消費カロリー・25mプールでのゆっくりクロールの消費カロリー・水中歩行とクロールと平泳ぎとバタフライの消費カロリーの紹介をします。

 

プールの消費カロリー

 

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プールでの水中運動の消費カロリーを計算するときには、METs(メッツ)を利用します。

METs(メッツ)は、活動・運動を行った時に安静状態の何倍のカロリー消費(代謝)をしているかを表します。

例えば近所での散歩などのMETs(メッツ)は2.5メッツになります。

近所での散歩は、安静時の2.5倍のカロリー消費(代謝)をしていることになります。

METs(メッツ)から消費カロリーを計算するには、

消費カロリー(kcal)=1.05×METs(メッツ)×時間(h)×体重(kg)になります。

水中歩行や泳ぎの種類によるMETs(メッツ)は次のようになります。

・水中歩行(ゆっくり)2.5メッツ・水中歩行(速く)4.5メッツ

・水中ジョギング9.8メッツ

・クロール(普通の速さ)8.3メッツ・クロール(速く)10メッツ

・平泳ぎ(普通の速さ)5.3メッツ・平泳ぎ(速く)10.3メッツ

・バタフライ13.8メッツ

・背泳ぎ(普通の速さ)4.8メッツ・背泳ぎ(速く)9.5メッツなどです。

25mプールでの水中運動で消費カロリーを多くするには、METs(メッツ)が多いバタフライがよさそうです。

次に、速いクロールの消費カロリーとゆっくりクロールの消費カロリーに付いて紹介します。

 

ゆっくりクロールの消費カロリー

 

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プールの水中運動での消費カロリーはMETs(メッツ)で計算します。

25mや50mなどのプールの大きさは関係ありません。

参考として、体重60kgの人が1時間活動・運動した場合の消費カロリーを計算します。

ゆっくりクロールのMETs(メッツ)を8.3メッツとすれば、

消費カロリー=1.05×8.3×1×60=522.9kcalになります。

速いクロールのMETs(メッツ)を10.0メッツとすれば、

消費カロリー=1.05×10.0×1×60=630kcalになります。

早く泳げば1時間で約107kcal消費カロリーを増やせそうです。

速く泳ぐと疲れますね。

ゆっくりクロールをして消費カロリーをアップしたいなら15分程長く泳げばOKです。

 

平泳ぎ・バタフライのカロリー比較

 

プールでの水中運動の消費カロリーはMETs(メッツ)によって違います。

25m・50mなどのプールの長さとは関係ありません。

ゆっくりクロールでも泳ぐ時間を長くすれば、速く泳いだ消費カロリーよりも増やせます。

次に、平泳ぎ・バタフライの泳ぎ方で、体重60kgの人が1時間活動・運動した場合の消費カロリーを計算します。

平泳ぎ(普通の速さ)の消費カロリー=1.05×5.3×1×60=333.9kcalになります。

バタフライの消費カロリー=1.05×13.8×1×60=869.4kcalになります。

泳ぎ方や泳ぐ時間によって消費カロリーには大きな差が出ることが考えられます。