プール後に頭痛、吐き気が起きる場合は〇〇かも?!
楽しく泳いだプール後の頭痛に悩まされている人も多くいます。
プール後の頭痛の原因はいろいろあります。
・気温と水温の温度差により体の表面の動脈が収縮して脳への血流が減り頭痛がする
・水温で耳の鼓膜が冷えて頭痛がする
温度差による頭痛はプールから上がって体温が上がれば改善されます。
・キャップやゴーグルの締め付けによる頭痛
・脱水症状による頭痛
・水面の光の反射による目の刺激が頭痛
・泳いでいるときの呼吸での酸欠による頭痛
・プールの臭い
・塩素アレルギーによる頭痛などです。
塩素は水道水にも入っている物質です。
河川水にも約5.8mg/L程度の塩素が含まれています。
地下水( 帯水層・土壌中)にも約40mg/L程度の塩素が含まれています。
水道水には消毒のために塩素が入っています。
プールにも殺菌剤として塩素が入っています。
水道水の塩素の濃度は水道法の規定で決められています。
水道水の塩素濃度は1L当たり0.1mg以上保つように定められています。
水道水やプールに塩素を入れるのは、コレラなどの病気の発生を防ぐことが目的です。
最近の水道水はカルキ臭がしませんが、カルキ臭(塩素臭)の原因は塩素が有機物と反応しているからです。
最近の水道水でカルキ臭(塩素臭)がしなくなったのは、水道水の高度処理が進んでいる結果です。
プールは有機物があるので塩素臭(カルキ臭)が発生しますね。
塩素には強い漂白・殺菌作用があるので衣類の漂白剤にも使われています。
プール後の頭痛・吐き気の原因は塩素アレルギーを原因にしているかもしれません。
次に、プール後の頭痛・吐き気の原因や塩素アレルギーの症状の紹介をします。
プール後の頭痛
プール後の頭痛に悩まされている人も多いようです。
楽しいプール遊びや泳ぎの練習後に頭痛がするのはつらいですね。
プールの水質改善の為に入っている塩素かもしれません。
プールの塩素の臭いで頭が痛くなるという人もいます。
プールの塩素が気になる人はプールを利用する人の1/3程度います。
プールに塩素を入れるのは、大腸菌などの病原菌の除去のためです。
病原菌の除去のために入っている塩素はアレルギー性鼻炎などの症状を悪化させる場合があります。
泳いでいて不快感や頭痛がしたらスグにプールからでてください。
プールの臭い
プール後の頭痛の原因にはプールの臭いがあります。
プールの臭いの原因は「結合塩素(クロラミン)」です。
汚れが水中に溶けて生じた「アンモニア性窒素」と塩素が反応すると「結合塩素(クロラミン)」という物質になります。
クロラミンは皮膚・目・呼吸への刺激や痛みや嫌な臭いの原因になっています。
プールの臭いで頭が痛くなる人は、混雑時間を避けることをおススメします。
塩素アレルギー
プール後の頭痛の原因には塩素アレルギーがあります。
プールには塩素がたくさん入っているのでしょうか。
「水道水法」での遊離残留塩素濃度は0.1~1.0(mg/L)の範囲になるように定められています。
厚生省の「遊泳用プールの衛生基準」の遊離残留塩素濃度は0.4~1.0(mg/L)です。
水道水もプールも遊離残留塩素濃度は殆ど同じです。
アレルギー性鼻炎の症状がある人は塩素で症状が悪化することがあります。
塩素でアレルギー性鼻炎などの症状が悪化しないように、プールに入る前に耳鼻科の医師の診察を受けてください。
医師から症状がでたときの対処法などを聞いて了解を得てから、プールを利用することをおススメします。