楽器の日の由来、イベント。6月6日に稽古事を始めると良い?!
「楽器の日」というのがあるのを知っていますか。
記念日というのは数字の語呂合わせが多いですが、「楽器の日」の由来も数字の語呂合わせでしょうか。
「楽器の日」は、1970年に「全国楽器協会」により制定されました。
次に、「楽器の日」や「全国楽器協会」のこと・楽器の日の由来・楽器の日のイベントなどの紹介をします。
楽器の日
「楽器の日」は、1970年に「全国楽器協会」により制定されました。
「楽器の日」を定めた「全国楽器協会」は、全国の楽器製造業者・卸売業者・小売業者等約520社の連携と親和・協調を図り楽器業界の向上発展と音楽文化の昂揚に寄与することを目的に設立された協会です。
「全国楽器協会」は、東京都千代田区外神田の「楽器会館」3階にあります。
「全国楽器協会」の設立は昭和23年(1948年)です。
2年に1回開かれる国内最大の楽器イベントの「楽器フェア」の主催団体が「全国楽器協会」です。
次に、楽器の日の由来を紹介します。
楽器の日の由来
1970年に「全国楽器協会」により制定された「楽器の日」の由来は、芸事での子供の稽古始めの教えからきているようです。
楽器や舞踊などの伝統芸能では、子どもが稽古を始めるのは6歳の6月6日から始めると上手になるとされています。
これにちなんで、「楽器の日」は6月6日になりました。
「楽器の日」だけでなく、「邦楽の日」や「いけばなの日」なども6月6日に制定されています。
室町時代に能を大成した世阿弥が著した能の理論書、「風姿花伝」の中には、子供の稽古始めの由来の一つがあります。
「風姿花伝」の「年来稽古条々」(ねんらいのけいこのじょうじょう)の冒頭に、「一、この芸において、おほかた、七歳をもてはじめとす」とあります。
習い事を始めるには数え7歳(満6歳の年)がもっとも良いと説いています。
「風姿花伝」に書かれている子供の稽古始めの概要は、
・能楽の稽古はだいたい七歳くらいで始めるのが良い
・この頃の能の稽古は自然にまかせること
・どんな子でも、やりたいようにやらせておくと、自然に出てくるやり方の中に必ず個性が見えてくる
・型にはめず、その子の好きなようにやらせておくのが良いと説かれています。
指で折って数を数えると「6」の時に小指が立ちます。
「6」で小指が立つことを「子が立つ」縁起のよい日とされています。
楽器の日のイベント
2018年の「楽器の日」には、全国の楽器店や音楽教室で多彩なイベントが開催されます。
「楽器とふれあう10日間」をテーマに、楽器を弾いたことのない人でも楽しめる、さまざまな体験イベントが開催されます。
演奏会・写真撮影・演奏体験・手作り楽器体験などを楽しめます。